メンズでもレディースでも、今シーズン大注目の帽子「ベレー帽」。カッコイイ被り方は?おしゃれなコーデは?人気のブランドは?バスクベレーって何?!

2019/01/09

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ここ数年、秋冬の注目の帽子といえば「ベレー帽」です。街では、ベレー帽を被った女性を多く見かけます。男性でもおしゃれに敏感な人たちの間でベレー帽は大人気。

今回のブログでは、ベレー帽の基礎知識からかっこいい被り方、おしゃれなコーディネートまで、ぐぐ~っと掘り下げてご紹介していきます。


目次

今シーズン注目の帽子「ベレー帽」

以前は手塚治虫さんや藤子・F・不二雄さんが被っている姿が印象的で、「べレー帽=漫画家」といったイメージも強かったベレー帽ですが、最近ではメンズ、レディース問わず人気が高く、男性ならおしゃれに、女性ならかわいい雰囲気を演出きる定番アイテムとして定着しています。

最近ですと、2019年1月3日(木)にフジテレビ系列で放送された「石原さとみのすっぴん旅inスペイン~世界一おいしい街で見せた女優の素顔~」にて、女優の石原さとみさんが、スペインバスク地方のELOSEGUI(エロセギ)のベレー帽を紹介し話題となりました。

ベレー帽ってどんな種類があるの?

ベレー帽とは、丸くて平らな形で、つば(ブリム)のない帽子です。種類は、バスクベレーアーミーベレーの2つに分けられます。

バスクベレー

バスクベレーは、頭頂部(クラウン)のトップに「チョボ」と呼ばれる短いひも状の飾りが付けられているのが特長です。

ベレー帽の起源は、15~16世紀に聖職者が用いた角帽(ビレッタ)がバスク地方の農民の間で普及したものと言われています。当初は日よけ・風よけなどの実用品として用いられていました。

あくまでもバスク地方の一民族衣装に過ぎなかったベレー帽ですが、この地を訪れたナポレオン3世が「ベレー・バスク」と呼んだのをきっかけに、フランス、スペインをはじめとして世界中に広まっていきました。

アーミーベレー

アーミーベレー(モンティベレー)は、頭頂部(クラウン)の「チョボ」がなく、被り口の部分がレザー調の素材などで縁どり(トリミング)されているのが特長です。

二次世界大戦以降、軍隊の制服として使われるようになったベレー帽で、「ミリタリー・ベレー」等とも称されるものです。これをイメージしたデザインのベレー帽が一般にも広く普及し、ファッションアイテムとして愛用されるようになりました。

ベレー帽の人気のブランドは?

ベレー帽の2大老舗ブランドとして有名なのが、ELOSEGUI(エロセギ)LAULHERE(ロレール)です。

この2つのブランドは、ベレー帽発祥の地「バスク地方」のブランドです。

バスク地方は、ピレネー山脈の両麓に位置してビスケー湾に面し、フランスとスペインの両国にまたがっています。山や海に囲まれ自然豊かな地域のため食材が豊富で、美食の街としても人気です。

このバスク地方のスペイン側にあるのがELOSEGUI(エロセギ)フランス側にあるのがLAULHERE(ローレール)です。

◆ ELOSEGUI(エロセギ)

ELOSEGUI(エロセギ)は、ベレー帽の起源とされるスペイン・バスク州で現存する唯一の帽子メーカー。創業は1858年で、実に150年の歴史を有しています。ヨーロッパをはじめとして、アメリカやアジア各国においても高いシェアを誇る国際的企業でもあります。そんなELOSEGUI(エロセギ)が提案する伝統的なベレー帽は、卓抜した高品質と美しいデザインを特徴としており、世界中で高い評価を集めています。

ELOSEGUI(エロセギ)は、パブロ・ピカソも愛用したことでも有名です。また、雑誌「pen」ではジョンレノンが好んだ帽子として、エロセギのベレー帽が紹介されました。(詳しくはこちらから

エロセギは女性にも人気。2019年女優の石原さとみさんがスペイン旅行をする番組「石原さとみのすっぴん旅inスペイン ~世界一おいしい街で見せた女優の素顔~ 」にて、カラフルなエロセギのベレー帽を購入していたことで、さらに人気に火が付きました。

エロセギは、雑誌の商品紹介ページにも度々掲載されています。雑誌「Lala Begin」では、【帽子とメガネのGOOD!な合わせ方】特集で、BOINA BASICA(ボイナ バシカ)のネイビーが紹介されました。(詳しくはこちらから)

雑誌「outdoor ESCAPE」には、「洒落者を極める本物のバスク・ベレー」としてELOSEGUI 1858(エロセギ 1858)が紹介されました。(詳しくはこちらから

◆ LAULHERE(ロレール・ローレール)

LAULHERE(ロレール・ローレール)は、1840年、バスク地方のフランス側、オロロン・サント・マリーにて産声をあげた老舗のベレー帽メーカーです。この地方で作られたベレー帽は品質が高く、かつてはナポレオン3世も愛用していました。時代の流れとともに安価なベレー帽が溢れ、現存する本格的なベレー帽メーカーはわずかです。そんな中、LAULHERE(ローレール)は代々続く技術を用いて、上質なウールを用いたベレー作りを続けています。

Pen Online(https://www.pen-online.jp/ )にて、映画『MINAMATA』ジョニー・デップが着用したベレー帽としてロレールのCAMPAN WL(カンパン ウール)が紹介されています。帽子好きでも知られるジョニーが本作でユージンを演じるために選んだそうです。時谷堂百貨では、CAMPAN WL(カンパン ウール)シリーズとして、直径違いで9inch、10inch、11inchを取り扱い中です。(CAMPAN WL(カンパン ウール)のご購入はこちらから

映画『MINAMATA』でジョニー・デップが被ったベレー帽|Pen Online

アーミーベレーでおススメのブランドは、ポーランドのブランドSterkowski(ステルコフスキー)です。

特に第2次世界大戦時にポーランド軍のソサボフスキー旅団が着用したアーミーベレーを完全復刻した、Sosabowski Replica(ソサボフスキー)シリーズは大変人気です。

◆ Sterkowski(ステルコフスキー)

Sterkowski(ステルコフスキー)は、1926年にアンナ・ステルコフスキーによって創業した家族経営の帽子メーカーです。 ポーランドの首都にして最大の都市ワルシャワに居を構え、国内だけに留まらず、世界へ向けてこだわりの帽子を提供しています。ベレー帽の他には、革製の飛行帽、ハンチングなども人気。ラギットなイメージの帽子を得意としており、男性ファンが多いブランドでもあります。

これで解決!カッコイイ被り方。

人気の帽子、ベレー帽ですが、まだまだ苦手意識の強い方も多いようです(特に男性の方)。帽子上級者が被る帽子で被こなすのが難しい・・・と思われがちですが、挑戦してみると以外にもどんな顔型の方にも被りやすく、かっこよく決まる帽子なのです!

「被り方が分からない」「もっとかっこよく被りたい」そんな方の為にかっこいい被り方をご紹介します。

カッコイイ被り方、3ステップ

次の3ステップで、ベレー帽を格好良く被ることができます。


Step1 ベレー帽を深めに被ります。このとき、ベレー帽を前後に持って、前の位置を決めてから、前から後ろに被ると深く被ることができます。前髪は、入れても出してもOKですが、男性なら前髪を入れ込んだほうがダンディです。前髪を出すとかわいらしい印象となります。


Step2 ベレー帽を後ろ方向にずらします。この際、ベレー帽の前を押さえながらずらすのがポイントです。


Step3 ベレー帽を左右どちらかに引っ張り形を整えます。左右どちらかにボリュームがあるシルエットにするとカッコイイです。

こんなに違う。被り方での印象の違い。

斜めにずらして被ると、あか抜け感アップ!。人間の顔は左右非対称にできているので、帽子も非対称に被ると収まりがいいのです!

左右対称に被ると、きのこみたいなシルエットになってしまうことも(泣)。

前髪を出すとフェミニンな感じに。女性や、若い男性の方にはオススメです。

こんなコーデに合わせて。オシャレなコーディネート。

ベレー帽は、どんなコーデにも合わせやすく万能に使えます。男性のおすすめのオシャレなコーディネートをご紹介します。

トレンチコートに合わせて、ダンディーに



マフラーと色を合わせれば統一感アップ



革のライダースにレンガ色のべレー帽を指し色として、若々しく

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モノトーンでワイルドな印象にも

Pinterest

ボーターのシャツに合わせてカジュアルに



いかがでしたでしょうか?今シーズン流行のベレー帽、楽しんでみてくださいね。

その他、時谷堂百貨ではベレー帽を多数ラインナップしています。ぜひチェックしてください。