決まる!帽子のかぶり方 ~メンズハット編~
2021/07/20
- 帽子コーディネート
- 帽子の知識
お客様からよくいただく質問の中に「帽子のかぶり方」があります。「もっとかっこよく被りたい」「ハット(つばのある帽子)はしっくりこない」など、帽子、特にハットについてはかぶり方についてのお悩みが多いようです。
そこで今回のブログでは、パナマハットやフェルトハットなどつば(ブリム)のある帽子のかぶり方についてご紹介します。
目次
Step1 帽子の持ち方
帽子をかぶる際には、帽子のつばの前と後ろを持ってください。ここで大切なのは「クラウンの部分を持たないこと」です。
クラウンとは、帽子の頭にかぶる部分を指します。映画やドラマなので、クラウン(特にフロントピンチの部分)をもって被るシーンがありますが、帽子屋としてはあれはNG。帽子の型くずれの原因となってしまいますしマナーとしてもNGです。
パナマハットは特に注意が必要です。手でクラウンをつまむと、フロントピンチの部分がパキっと割れてしまうことがあるからです。
Step2 被ってみましょう
帽子の前の部分を額に当ててから後頭部を収めるようにかぶります。所作も美しいですし、髪型も崩さず被ることができます。
この時のポイントは、顔の中心と帽子の中心が合うようにすることです。
Step3 ポジションを整える
帽子をかぶったら鏡を見ながら、自分にしっくりくる角度を見つけてください。
基本のポジション
眉毛から指1本分くらい上の位置で、ブリムを水平にして被るのが基本のポジションです。
前下がりでクールに
基本のポジションから前のブリムを少し下げてみましょう。前下がりに目深に被ると顔回りに影が出来て渋くクールな印象となります。
左右を傾けてクールに
基本のポジションまたは前下がりのポジションから、左右どちらかにブリムを傾けてみましょう。人間の顔は実は左右対称ではないそうです。少し角度をつけるとしっくりくる場合があります。ダンディーな印象を目指すならこのかぶり方がおススメです。
前を上げて若々しく
基本のポジションから前を上げるかぶり方を「あみだ被り」といいます。前を上げることで若々しく可愛らしい印象となります。若い方や女性におすすめのかぶり方です。