60代男性必見！大人の余裕を楽しむメンズ帽子

60代の男性が魅力的に見えるポイントは、ズバリ物心両面の「大人の余裕」です。精神的にゆとりがあり、経済的にも十分に恵まれている、そんな状況が60代の男性を輝かせます。

こうした「大人の余裕」は、身に着ける服装や、手にするアイテムに端的に表れます。

例えば、靴、財布、腕時計、メガネ（眼鏡）、ベルト、キーケース、バッグなどの小物類。これらのアイテムを選ぶ際に、まず機能面に目がいくという男性も多いかもしれませんが、ぜひ意識したいのは「素材」です。

機能性だけを考えれば合成皮革やナイロンなどの化学繊維のアイテムにも優れた面が多々ありますが、見た目に関してはどうしても安っぽさが出てしまいます。

そうした点からも60代の男性が選ぶなら、断然「本革」がおすすめです。本革製の品には高級感があり、長く使うほどに魅力が増していく味があります。格好の良さはもちろん、上質な素材のアイテムを手にしていると、自分に自信が得られて、気分も上がってきます。

60代男性のおしゃれに見せるメンズファッションのコツは、春夏、秋冬、それぞれの季節で、いつも身に着けているものより、もう「ワンランク上」の素材のアイテムを意識して選んでみることです。

各アイテムにベーシックな色のものを選びつつ、全体を3色以内に抑えることは、年齢・年代を問わず、おしゃれに見せるコーディネートの基本でした。

また「大人になったら落ち着いた色使いを」という考え方自体は、決して間違っていません。50代までなら、使う色数を少なくすることで、すっきり落ち着いた雰囲気を上手に演出できたからです。

しかし男性も、60代となり年齢を重ねていくと、どうしても肌の色がくすんできます。ここに、それまでと同じように暗い色の上着（コートやジャケット）、シャツ、カットソー、ベスト、セーターなどのトップスを合わせてしまうと、くすんだ肌と相まって、より老け込んだような印象を与えてしまいます。

そこで60代男性のメンズファッションには、コーディネートの差し色として、明るい色合いや少し派手さの感じられる柄のトップス、ネクタイ、ニットタイ、ポケットチーフなどの小物を合わせてみることをおすすめします。

60代男性のもう一つのおしゃれのコツは、「大人の余裕」と並んで、思わず「可愛らしさ」を感じるような、明るい色、独特のフォルム、柄物アイテムなどを取り入れてみることです。

かつて国産高級車のCMコピーに「いつかはクラウン」というものがありました。きっと60代以上の皆さんは、若い頃そんなキャッチフレーズに心を躍らせたのではないでしょうか。

そんな60代の男性には、ワンランク上の上質なハット（中折れ帽）が似合います。

春夏であれば、夏の帽子の代名詞でもあるパナマハットを選択してみてはいかがでしょうか。天然のトキヤ草（パナマ草）を編んで作られる「本パナマ」は、軽くて柔らかいその素材感からして、「上質」な風格を漂わせています。春夏のおしゃれに欠かせないアイテムです。

秋冬であれば、最高級のビーバー毛を使ったビーバーファーフェルトハットや、良質な兎（うさぎ）の毛を使ったラビットファーフェルトハットがおすすめです。暖かくなめらかで高級感あふれる佇まいは、まさに「大人の貫禄」そのもの。秋冬の装いを格上げしてくれます。

春夏のパナマハット、秋冬のビーバーファーフェルトハット、ラビットファーフェルトハットともに、「いつかは・・・」の夢を叶えるのにふさわしいブランドとして、イタリアの帽子ブランドBorsalino（ボルサリーノ）をおすすめします。

60代からのメンズファッションには、「大人の余裕」とともに、親しみやすい「可愛らしさ」を加えたいもの。それは70代、80代、90代と、さらに年齢を重ねていく中でも一貫したテーマになります。

まずは丸いフォルムからして可愛い、ボーラーハットをおすすめします。元々はフォーマル系の帽子ですが、近年はカジュアルにも取り入れられ、レディースとしても人気です。

ボーラーハットのブランドとしては、チェコの帽子ブランドTONAK（トナック）をおすすめします。

また、同じく独特のフォルムが可愛い帽子といえば、ベレー帽。ピカソ、ロダンといった画家・芸術家、手塚治虫、藤子・Ｆ・不二雄など漫画家のイメージもありますが、ベレー帽も年齢を重ねるほどよく似合ってくる帽子の一つです。

ベレー帽のブランドとしては、フランスの帽子ブランドLAULHERE（ロレール）をおすすめします。

また、普段使いのカジュアル・コーデに取り入れるなら、柄物ハンチングや柄物キャスケットはいかがでしょうか。若い頃は少し気恥ずかしく感じられた柄物キャップも、「かわいい！」を加えるアイテムとして有効になってきます。

柄物のキャップは、ある意味で「チャレンジ」になります。専門の帽子屋さんの店頭で試着しながら選んでみるといいでしょう。

柄物ハンチング・柄物キャスケットのブランドとしては、イタリアの帽子ブランドMARONE（マローネ）をおすすめします。