帽子の基礎知識 ご説明します! 帽子の部位 クラウンとブリム
2021/12/20
- 帽子コラム
帽子好きならぜひ知っていただきたい「帽子の部位とその名称」をご紹介します。
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選ぶまえに読む!知ってトクする帽子の種類中折れ帽でよく使われる言葉
頭頂部(クラウントップ)の中央部分に縦に折り込まれたくぼみ(クリース)をもつハット型の帽子の総称が中折れ帽といいます。
くぼみ(クリース)の先端に「つまみ」(フロントピンチ)と呼ばれる尖部があることも特徴になります。
つば(ブリム)の長さは6~7cmが標準的なサイズで、特に、つば(ブリム)が標準サイズから長めのものを「フェドラ」、短めのものを「トリルビー」と分類する場合もあります。
頭頂部のくぼみ(クリース)の形状により、まっすぐ直線的なセンタークリース型、涙の雫ような形をしたティアドロップ型、菱形に近いダイヤモンド型などの種類があります。
クリースのくぼみの種類も色々
帽子の頭頂部が縁の部分を残してぐるりと一周くぼんでいる独特のシルエットのものがポークパイハットと呼ばれ、イギリスの伝統料理であるポークパイ(肉入りパイ)に似ていることから名前が付いたと言われています。
丸い半球型の頭頂部(クラウン)と巻き上がったつば(ブリム)が特徴の帽子がボーラーハット。
頭頂部(クラウン)のトップとつば(ブリム)が平らになった形状のストローハットはカンカン帽と呼ばれます。
またクラウントップが特徴的な帽子として、ウエスタンハット(カウボーイハット)があります。
このように、クリースの形一つ取っても種類に応じた様々な形状があり、各帽子それぞれに名前が付けられています。
ブリム(つば)にも色々な形状
クラウンの形状もさることながら、ブリムにもまた様々な形状があります。
帽子の縁の部分、日よけ・雨よけの機能としての装飾がブリム(つば)と呼ばれる部位になります。
ブリムのあるものは「ハット」と呼ばれ、ブリムが全周に無いものをキャップと呼びます。
ハットブリムの形状の種類の名称には
フラット(平ら)
オールアップ(丸くカールしているような形状)
オールダウン(下に下がっている)
スナップブリム(前は下がっていて、後ろにかけて上に上がる)
サイドアップ(ウエスタンハットによく見られる形状)
など、様々なブリムとクラウンとの組み合わせによって、幾通りの帽子が誕生し、その上素材や色の組み合わせでそれぞれに個性を持った帽子が作られています。
帽子の基礎知識について
クラウンの高さや大きさ、ブリムの大きさや形状。そして色合いや素材感。
欠点をカバーし、良い印象を与える…それぞれの人にぴったりと合った相性の良い帽子はたくさん存在するのではないかと考えます。
帽子の基礎知識を読みつつ、帽子探しの旅の中で楽しんでいただけたら幸いです。