フリーサイズ? サイズ調整? ぴったりの帽子を選ぶ3つの方法
2022/01/27
- 帽子コラム
皆さん、帽子のかぶり心地に満足していますか? 大きい、小さい、ゆるい、ズレる、デザインは気に入っているけれど・・・などなど不満を抱いていませんか?
そこで今回は、フリーサイズ、アジャスター付き、サイズ調整テープなどをキーワードに、ちょうどいい大きさの帽子を見つける3つの方法について考えてみました。
方法(1)フリーサイズの帽子を選ぶ
まず、フリーサイズの帽子を選ぶという方法が考えられます。
メンズにもレディースにも人気のニット帽など伸縮性の高い帽子であれば、帽子のほうから頭に自然にフィットしてくれるので、微妙なサイズの違いなどはあまり気にならないでしょう。
ところで、このフリーサイズ、実際にはどのくらいの頭囲サイズの範囲まで適応するものなのでしょうか?
一般的な帽子サイズの多数派は、やはりMかL。したがってフリーサイズの帽子の範囲は、約56~59cmくらいになります。
同じくフリーサイズと表現されがちなベレー帽などの場合、いわゆるニット帽ほどの伸縮性はないため、実測値に応じてもう少し厳密な目安が「適応サイズ」として示されていることもあります。
あとは実際に帽子屋さんで試着して、かぶり心地等を確かめてみることをおすすめします。
方法(2)アジャスター付きの帽子を選ぶ
次に、アジャスター付きの帽子を選ぶという方法です。
日本製の帽子を中心に、「スベリ絞り(しぼり)アジャスター」付きの帽子があります。「スベリ絞り(しぼり)アジャスター」は、スベリ(帽子内側の額の当たる部分の布)の裏側に備えられたマジックテープ式のアジャスターで、帽子サイズを約1~1.5cm小さくできるものです。
またこの他にも、ベースボールキャップに多く見られる「バックアジャスター」、ハンチングの種類名にもなっている「サイドフリー」など、サイズ調整可能な帽子が存在しています。
アジャスター付きの帽子の優れた点は、サイズの微調整が可能であること。
帽子は、髪の毛を切る前と切った後で微妙に着用感が違ったり、よく身体を動かす用途ではズレないようにぴったりさせたいなど、「大きくしたい」「小さくしたい」と様々な場面が想定されます。
こうしたアジャスター付きの帽子であれば、その時々で臨機応変な微調整ができるのです。
方法(3)サイズ調整テープ・制菌ライナーを使う
最後に、サイズ調整テープ・制菌ライナーを使うという方法です。
ぶかぶか大きめの帽子のサイズを小さくする方法として、ネット上などではゴムを活用する方法が見られます。ゴムを使うのも悪くはないのですが、手芸的な要素があるので、裁縫や細かい作業が苦手な方には不向きかもしれません。
その点、サイズ調整テープ・制菌ライナーは簡単です。
中折れハットのようなスベリ(帽子内側の額の当たる部分の布)が付いている帽子であれば、サイズの微調整が可能です。
「サイズ調整テープ」は片側が接着面になっていて、スベリの裏側に貼ることで、60cmの長さのテープなら約1cm帽子サイズを小さくすることができます。
また「汗止め消臭・制菌ライナー」は、通常は汗染みや皮脂、化粧品や整髪料などの汚れから帽子を守るものになりますが、その厚みの分、ショートサイズのテープで約0.5cm、ロングサイズのテープで約1cm、帽子のサイズを小さめに調整することができます。