素材!デザイン!ブランド! トレンド・流行りに左右されないメンズ帽子の選び方
2024/02/26
- 帽子コラム
せっかく気に入って買ったオシャレな帽子が、周りの人たちから「流行遅れ」だと思われたら悲しいですよね。
そこで今回は、トレンド・流行りに左右されないメンズ帽子はあるのか、その選び方にはどんなポイントがあるのか、を考えてみました。
シンプルな王道デザインや定番カラーの帽子を選ぶ
日々のコーディネートに、最新のトレンドや流行を取り入れるのは悪いことではありませんが、それに振りまわされるのは避けたいところですよね。
ファッションのトレンドや流行は、1年から数年をかけて移り変わります。特に気をつけたいのは、ちょっと風変わりな色柄や、極端に大きめなど存在感があるシルエットのアイテムです。
こうした特徴のある帽子は、かぶりこなしにコツやセンスが必要になってきますし、トレンドや流行が去ってしまうと、途端に「時代遅れ」で「イタい」印象になってしまいます。
そのような事態に陥らないようにするため、定番かつシンプルな王道デザインのアイテムを、しっかり見極めて選ぶようにしましょう。
カラー(色)は、ベージュ、ブラウン、ブラック、ネイビー、グレーといったベーシックなものがおすすめです。
シンプルな無地を基本に考え、柄物を取り入れるのであればヘリンボーン柄など悪目立ちしないものを選ぶといいでしょう。
シルエット(形)に関しては、ハット系であればブリム(つば)が長すぎるもの、キャップ系であればクラウン(頭頂部)のボリュームが極端に大きいキャスケットやベレー帽などは、避けるほうが無難でしょう。
歴史や伝統のあるトラッドなブランドの帽子を選ぶ
トレンドや流行に左右されない帽子を手に入れたいなら、チャレンジングな新進気鋭のブランドよりも、由緒あるトラッド系のブランドのアイテムを選ぶことをおすすめします。
時代を越えて長い歴史を刻んできたブランドのアイテムには、たとえそれが新商品であっても、帽子作りのスピリットが脈々と息づいています。
確固としたブランドイメージもあるので、帽子好きの知り合いが見ても、「おっ」と一目置くこと間違いないでしょう。
【おすすめ1】ボルサリーノ(Borsalino)
1857年創業のイタリアの帽子ブランド・ボルサリーノは、日本では「ボルサリーノ帽」という言葉が中折れ帽の代名詞となったほどの人気の伝統ブランドです。
ボルサリーノの帽子には、洗練されたおしゃれさと特別な大人の色気があり、芸能人・有名人の愛用者も多数。世界中の帽子ファンたちにとって憧れの存在になっています。
【おすすめ2】クリスティーズ ロンドン(CHRISTYS’ LONDON)
1773年創業のイギリスの帽子ブランド・クリスティーズ ロンドンは、実に250年の歴史をもち、確かな品質と唯一無二のクラフトマンシップを誇る人気ブランドです。
ボーラーハットやホンブルグハットなど、英国伝統のフォーマルスタイルのハットに定評があります。また、新しい風を取り入れたモダンな帽子も数多く製作されています。
【おすすめ3】ステットソン(STETSON)
1865年創業のアメリカの帽子ブランド・ステットソンは、帽子愛好家のみならず誰もが知る、米国の文化や伝統に深く根ざした、アイコン的な人気帽子ブランドです。
フロンティアスピリッツを刺激するようなワイルドな印象の帽子があることが特徴。また、比較的お手頃な価格で手に入る、日本製のライセンス商品も数多く展開されています。
長く高い評価を集めている素材を用いた帽子を選ぶ
帽子の素材には様々な種類のものがありますが、トレンドや流行に左右されない帽子を考えるなら、帽子の世界で長らく安定して評判の高い素材のアイテムにこだわってみるのもいいでしょう。
【おすすめ1】パナマハット(パナマ帽)
天然のパナマ草(トキヤ草)の繊維を編んで作られる帽子で、通称「本パナマ」と呼ばれ、夏のハットの王様になっています。
【おすすめ2】フェルトハット
動物の毛を加工したフェルト素材で作られる帽子。ウール、ラビット、ビーバーの順にランクが上がる冬のハットの王様です。
【おすすめ3】アイリッシュリネン
北部ヨーロッパで栽培された麻(リネン)素材のこと。サラッと涼しげな質感で、春夏のハンチング・キャスケット等に最適です。
【おすすめ4】ハリスツイード
バージンウールを用いた、厚手でざっくりな風合いのツイード生地。あたたかく、秋冬のハンチング・キャスケット等に最適です。