J-POP、ロック、フォーク、歌謡曲、ポップス 邦楽曲の歌詞に出てくる「麦わら帽子」

2024/08/05

  • 帽子コラム


メンズの夏のおしゃれに欠かせないアイテムである帽子を選ぶ際、あなたは何にこだわりますか?

素材や仕上げに高級感があるか、人気ブランドかどうか、洗濯(手洗い)できるか否か・・・様々な観点があるかと思いますが、「あこがれ」も大きな要素なのではないでしょうか。

そんな「あこがれ」のイメージを醸成する要因の一つとしては、自分が若い頃に聴いた音楽というのもあるかもしれませんね。

そこで今回は、歌詞の中に、夏の帽子の代名詞ともいえる「麦わら帽子」が出てくる、J-POP、ロック、フォーク、歌謡曲、ポップスなどの邦楽曲を、ピックアップしてご紹介します。

あいみょん「マリーゴールド」(作詞:あいみょん/作曲:あいみょん)

マリーゴールド

2018年に発表された、シンガーソングライター・あいみょんさんのメジャー5枚目のシングル曲です。

麦わら帽子(ストローハット)が登場するのは、以下のサビの部分になります。

麦わらの帽子の君が
揺れたマリーゴールドに似てる

あいみょんさんは女性ミュージシャンですが、スピッツ、浜田省吾、吉田拓郎、尾崎豊、小沢健二といった男性アーティストの影響を強く受けているため、男性目線の歌詞が多いことでも知られていて、この曲「マリーゴールド」も男性視点で書かれていると考えられます。

麦わら

さて気になるのは、花のマリーゴールドにたとえられたのがどんな帽子だったのか、という点ですが、ふんわり丸みのある花であればカンカン帽、花弁が開いたような花であればツバ広の麦わら帽子、だったのではないかと想像します。

吉田拓郎「夏休み」(作詞:吉田拓郎/作曲:吉田拓郎)

夏休み

1971年に発表された、シンガーソングライター吉田拓郎さんの曲で、日本を代表するフォークソングのひとつです。

麦わら帽子(ストローハット)が登場するのは、以下の歌い出しの部分です。

麦わら帽子は もう消えた
たんぼの蛙は もう消えた

夏の情景を淡々と描いた歌詞になっていますが、その中にどこか寂しげな雰囲気が感じられるのが、この曲の大きな魅力です。

吉田拓郎さんは、2022年をもって全ての音楽活動から引退されましたが、この「夏休み」の他にも「結婚しようよ」「旅の宿」「今日までそして明日から」「落陽」「襟裳岬」など数多くの名曲・ヒット曲・名盤があり、未だ衰えぬカリスマ的人気を誇っています。

関ゆみ子「ゆめいっぱい」(作詞:亜蘭知子/作曲:織田哲郎)

1990年発表で、テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」の初代(第1期)オープニングテーマ曲(主題歌)です。

麦わら

麦わら帽子(ストローハット)が登場するのは、以下のいわゆる2番の部分です。

麦わら帽子の 夏休み
赤い自転車で どこへ行くの?

ちなみに、大ヒット曲「おどるポンポコリン」(B.B.クィーンズ)をはじめとする、テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」のオープニングテーマ曲(主題歌)の中で、漫画版の原作者であるさくらももこさん自身の作詞ではない曲は、この「ゆめいっぱい」のみだそうです。

中森明菜「サザン・ウインド」(作詞:来生えつこ/作曲:玉置浩二)

サザン・ウインド

最後に番外編として、もう一つの夏の帽子の代名詞「パナマ帽(パナマハット)」が登場する楽曲をご紹介します。

1984年に、歌手・中森明菜さんの8枚目のシングルとして発表された曲「サザン・ウインド」。以下の、1番の歌い出し部分に、パナマ帽(パナマハット)が登場します。

あいさつするのよ海風(うみかぜ)に
自然に体がリズム取る
パナマ帽くるくると指でまわして

なお、この曲「サザン・ウインド」は、当時のオリコン週間シングルチャートで、3週連続ランキング1位を記録。また作曲担当は人気ロックバンド安全地帯のボーカル・玉置浩二さんで、後に同曲をソロ楽曲としてセルフカバーしています。

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