2024年、創業130周年を迎えた服飾&帽子ブランド・ダックスの魅力とは?

2024/10/01

  • 帽子コラム

daks 130

1894年に創業されたイギリスの服飾&帽子ブランド・ダックス(DAKS)は、今年2024年、130周年のアニバーサリーイヤーを迎えました。

本場・英国のダックス(DAKS)からは、この記念すべき年を祝して、特別なアニバーサリーコレクションなどが発表されています。

そこで今回は、創業130周年を迎えた服飾&帽子ブランド・ダックス(DAKS)の魅力に改めて迫ってみたいと思います。

ロンドンの小さな仕立屋から、革新的アイデアで英国を代表するブランドへ

daks logo

服飾&帽子ブランド・ダックス(DAKS)は、1894年にシメオン・シンプソンによってイギリス・ロンドンのミドルセックスストリートで創業されました。

創業当初は小さな仕立屋としてスタートしましたが、創業者シメオンの革新的なアイデアにより、世界で初めてテーラードの機械化に成功。こうして生み出された高品質な製品は、「シンプソンスーツ」として英国内で大きな評価を得るようになります。

ダックス(DAKS)の歴史の中で特筆すべきは、1934年にシメオンの次男アレクザンダー・シンプソンによって開発されたベルトレススラックス「DAKS TOP」です。

ウエストに伸縮自在なゴムを配して、ベルトやサスペンダーがなくても快適に着用できるこのスラックスは、英国紳士のファッションに革命をもたらしたとされています。

130年で3つのロイヤル・ウォラントを授与された、英国王室御用達ブランド

バッキンガム宮殿の門

服飾&帽子ブランド・ダックス(DAKS)は、英国王室との関わりが深いことでも知られています。

イギリスには、「ロイヤル・ウォラント(ロイヤルワラント)」と呼ばれる制度があります。これは日本語では「王室御用達認定書」と訳される、ロイヤルファミリー(王室)のメンバーから指名され授与される認定書のことです。

ダックス(DAKS)は、1956年にエディンバラ公、1962年にエリザベス女王、1982年にチャールズ皇太子(現国王チャールズ3世)からロイヤル・ウォラント(ロイヤルワラント)を授与され、現在この3つの紋章を掲げることを許されています。

ロイヤル・ウォラント(ロイヤルワラント)は永久ではなく、協会による5年ごとの審査・更新を経る必要がある、実質性の高い認定書です。このことは、ダックス(DAKS)の製品のクオリティの高さを物語るものといえるでしょう。

一目でダックス・ブランドの製品と分かるシンボル「ハウスチェック」

ハウスチェック

服飾&帽子ブランド・ダックス(DAKS)が掲げるポリシーに、「One look tells you it’s DAKS.」というものがあります。これは、日本語に訳すなら「一目見ただけでダックスだと分かること」になります。

こうしたポリシーに基づいて、1976年に考案されたのが、ダックス(DAKS)の「ハウスチェック」です。3色で構成されたこのタータンチェック柄(格子柄)は、英国伝統のエレガントさが大きな魅力であり、ブランドのアイデンティティを象徴するシンボルになっています。

「ハウスチェック」は、現在に至るまでダックス(DAKS)の製品に広く使用されています。ジャケット、コート、シャツ、スラックス、スカートなどのアパレル品、バッグ、財布、ネクタイ、スカーフ、帽子、手袋などのアクセサリー類、タオル、バスローブ、寝具、傘などのホームアイテム等々に用いられ、ダックス(DAKS)の製品を一目で識別できる要素となっています。

時代を超えて愛される「ハウスチェック」は、このブランドの独自性を示すシンボルの一つです。

DAKS 130th アニバーサリー

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