帽子をかぶっても、絶対に崩れないメンズの髪型・ヘアスタイルは存在するのか?

2025/02/07

  • 帽子コラム


帽子を敬遠する方の意見として「髪型が乱れるから」という理由をよく目にしますが、帽子をかぶっても絶対に崩れないメンズの髪型・ヘアスタイルというものはあるのでしょうか?

そこで今回は、帽子をかぶる時の髪型・ヘアセットについて、考えてみたいと思います。

そもそも「髪型が崩れる」とは、どんな状態を意味しているのか?

まず、「髪型が崩れる」とは、例えばどんな状態を指すのでしょうか?

  • 髪がペタッとつぶれる
    帽子をかぶり押さえつけられることで、髪のボリュームがなくなりペタッと平ら(ぺちゃんこ・ぺたんこ・ぺったんこ)になる状態です。特に髪型のトップ部分が潰れやすいでしょう。
  • 髪に変な型がつく
    帽子をかぶることで帽子の縁や内側の部分が髪に意図しないクセや跡をつけてしまう状態です。髪の一部が不格好に曲がったり、飛び出たり、乱れたり、不自然な跡がついたりします。
  • 元々のくせ毛が強調される
    帽子を脱いだ際、元々の髪のくせがより目立つようになることがあります。外気の湿気や自分の汗が影響する場合もあります。人によっては静電気の影響を気にする方もいるでしょう。

上で例示したような髪型への影響は、帽子が「頭部を覆うように身に着けるアイテム」である以上、構造上避けて通れないものだと考えられます。

「絶対」はないが、なるべく崩れにくくする工夫はできる

上の項目で見てきたように、「絶対に帽子被っても崩れない髪型・ヘアスタイルというものは存在しない」というのがひとまずの結論になります。

ただ、どうしても髪型が崩れやすくなってしまうという現実は受け入れた上で、気持ちよく帽子のおしゃれを楽しむための工夫として、以下のような対策を提案したいと思います。

  • 大きめサイズの帽子を選ぶ
    髪型が崩れる要因のひとつは、髪が帽子によって押さえ付けられることです。キツい帽子だとその影響が強くなるため、逆に少し大きめの帽子をふわっとかぶることで、髪が押さえ付けられる力を軽減することができます。
  • 帽子を浅めにかぶる
    若い方を中心に「前髪が乱れるのがイヤ」という理由で帽子を敬遠される方が多いでしょう。そんな場合は、前髪が帽子の外に出るように帽子を浅くかぶってみてください。後頭部に軽く載せるようにかぶれば、前髪がつぶれるのを防ぐことができるでしょう。
  • 帽子をこまめに脱ぐ
    髪型が崩れる要因のひとつとして「帽子を長時間かぶりつづけること」があります。その証拠に、帽子の試着の場面で髪型の崩れを気にされる方はあまりいません。電車の中では脱ぐ、屋根の下では脱ぐ、などを心がければ髪型の乱れの防止につながります。おまけとして「マナーのいい礼儀正しい人」との評価も付いてくるかも。

まとめとして「髪型が崩れにくいかぶり方」をワンポイントアドバイス

「帽子をかぶったとき崩れにくい」ことを意識するなら、髪型は短髪を基本に、整髪料等も抑えめにした、クセの少ないシンプルな髪型・ヘアセットを心がけるのがおすすめです。

髪の長さが短ければ、帽子の形に影響されにくく、帽子を脱いだ後も比較的整った状態を保つことができます。

この程度であれば、多少乱れたとしても、手ぐしや折り畳み式の携帯ヘアブラシなどで簡単に直せるでしょう。以下、種類別にポイントを押さえます。

ハット系の帽子は、前髪を入れてきっちり水平にするのが被り方の基本になりますが、髪型のボリュームを気にするのであれば、あまり押し込まず、軽く載せるようにしましょう。

ベレー帽の場合も同様で、メンズ(男性)の場合は前髪を入れるのが基本の被り方にはなりますが、前髪の乱れが気になるのであれば、後ろかぶりで前髪を出してみてもいいでしょう。

ハンチング・キャスケットは、気持ち大きめのサイズを選んで、締め付けを極力減らせば、髪型の乱れを抑えることができます。

こちらのコラム記事もあわせてご参照ください。
メンズ編 帽子と崩れないヘアスタイルの考察