OK?NG?ゴルフの帽子のマナーとコーデ
2021/09/12
- 帽子コラム
「紳士淑女のスポーツ」という印象が強いゴルフ。プレー中の服装に関して、何かとうるさいイメージがありますが、帽子はどうなのでしょうか?
今回は、そんな「ゴルフの帽子」をテーマに、マナーやルール、コーデについて考えてみました。
ゴルフ場にドレスコードはある?
19世紀半ばから英国紳士のゲームとして発展してきたゴルフ。当時の男性たちはスーツ姿で、シャツにネクタイまで締めてプレーしていました。
それから時代とともに少しずつ軽装化され、かなり厳格なドレスコード(服装規定)を設けているゴルフ場は、もはや少数派となっています。
とはいえ、それぞれのゴルフ場には独自の決まり(規則)があり、細かいルールは千差万別。そこが初めて行く場所であれば、必ず事前にHP等で確認するようにしましょう。
多くのゴルフ場で共通する代表的なドレスコードとしては、プレー時は「袖あり襟つきのシャツ」を着用し「シャツの裾はボトムスにIN」、加えてボトムスは「ジーンズNG」「短パンNG」など。
さらには、ゴルフ場の行き帰りには、「ジャケット着用(夏場以外)」「革靴を履く」など。もちろん、メンズorレディースで、求められるマナーは変わってきます。
気になる帽子についてのルールは?
では、帽子についてはどうでしょうか?
ごく一部にドレスコードとしてルール化しているゴルフ場が存在するほかは、競技上のルールや服装規定として、帽子の着用は特に義務づけられていません。
むしろ、次のような実用的な理由から、帽子の着用が推奨されています。
1つ目は「頭部を守る」。ゴルフ場はコース同士が隣接しているので、どこからボールが飛んでくるか分かりません。万一の場合に、頭部へのダメージを減らす目的で、帽子の着用が推奨されています。
2つ目は「日差しをよける」。コース自体は木々に囲まれていますが、実際にプレーするフェアウェイに日陰はありません。直射日光は、プレーの妨げになるほどまぶしく、日焼けの原因にもなるため、強い陽射しによる日焼け防止の観点からも推奨されています。
3つ目は「暑さ対策・寒さ対策」。夏のゴルフ場はとても暑くなります。熱中症防止のためにも帽子は必須です。逆に冬は、吹きさらしで凍えるほど寒くなります。帽子をかぶることで身体の保温効果が期待できます。
なお、一般的な帽子のマナーにならい、ゴルフ場のクラブハウス内では脱帽しましょう。クラブハウスのレストラン等で食事をする際も、もちろん脱帽が基本になります。こちらも、メンズorレディースで、マナーは微妙に変わってきます。
帽子の種類も自由!好きなコーデで楽しみたい!
プロゴルファーたちに選ばれる帽子種類としては、タイガー・ウッズ選手、松山英樹選手、渋野日向子選手も愛用する、キャップ(ベースボールキャップ/野球帽)タイプのものが主流になります。
クラウン(頭頂部)がなく、前つばのみのサンバイザーも人気です。また、ゴルフが英国紳士の遊びから発展してきた歴史を考えれば、ハンチング、キャスケットなどもよく似合うでしょう。
パナマハット、ストローハット、フェルトハットなどのハット系の帽子もいいのですが、視界を遮らない短めのツバのものや、プレー中にずれにくい、深めのかぶり心地でフィット感のいいものを選ぶのがおすすめです。
かつて石川遼選手はニット帽やバケットハットをかぶって公式戦をプレーしたことがありますし、意外なところでは、片山晋呉選手のようにテンガロンハットをトレードマークにしているプロゴルファーもいます。
種類も基本的に自由です。お好きな帽子コーデで、週末のゴルフを楽しんでみてはいかがでしょうか?