おとなメンズのジーンズコーディネート、オシャレに見せるコツ ~ジーンズに合う帽子もご紹介~
ライター:ながの よしこ 監修:松はじめ
突然ですが、皆さんはジーンズを何本持ってますか?
ジーンズは奥が深いアイテムですのでシルエットや色落ち具合で、様々なコーディネートを楽しむことができます。
そしてジーンズは何にでも合わせやすいアイテムですので誰しも一着は持っていると思いますが、だからこそ単純なコーディネートになってしまうのが悩ましいところ。
そろそろワンパターンから抜け出して、おとなのイケてるコーディネートができたら素敵だと思いませんか?
着こなしの幅が広がって、オシャレ度もアップすること間違い無しです!
《ジーンズのメンズコーディネートのポイント》
もともとワークパンツが起源のジーンズは基本的にはカジュアルアイテムです。
今ではどんなコーディネートにも合わせられますが、定番の「Tシャツ+ジーンズ」のコーディネートは、気を抜いてしまうとどうしても《てきとうな感じ》
が否めません。
そうならないためにも、おとなメンズがジーンズコーディネートにこだわるなら、キレイめに仕上げることをおすすめします。
理由はこの後解説していきますので是非最後までご覧ください。
<押さえておきたいポイント>
- Tシャツ+ジーンズ・ポロシャツ+ジーンズなどの単品カジュアルは避ける。
- ジャケットや羽織りものでおとなっぽく見せる。
- 体型に合わせたシルエットを選ぶ。
《ジーンズのメンズコーディネート!合わせるべきアイテム》
おとなメンズのコーディネートはキレイめに仕上げるのがおすすめなのですが、ここで言うキレイめは「上品・知的でおとなっぽい」と考えて下さい。
最近よく耳にする〈スマートカジュアル〉にも通じるのですが、最近はドレスコードも少しずつ柔らかくなってきていますので、スマートカジュアルを着こなすことができるとイベントやパーティでも場に適した装いができるようになります。
テーラードジャケット
春夏にテーラードジャケットを着こなすには清潔感や軽い着心地が重要ですから、素材はコットンやリネンなどの清涼感のあるもので、仕立ては肩パット無しで軽く着られるものが適しています。着こなしのアクセントとして袖口は折り返してみるのもOK。テーラードジャケットは羽織るだけでキレイめにしあげることができますので、1枚持っていると重宝すること間違い無しです。
サマーニットカーディガン
半袖一枚ではおとなのキレイめコーディネートとしては物足りませんので、春夏でも軽く羽織れるサマーニットがあると便利です。テーラードジャケット程のフォーマル感はなく、よりカジュアルでリラックスした表情になります。
コットンやリネン混の細糸で編まれたものだと涼しく快適ですし、あえて前ボタンは止めて着ると上品さもアップします。
オーバーシャツ
Tシャツの上にアウターがわりにコーディネートできるオーバーシャツもマストアイテムのひとつ。サイズ感はトレンド感のあるややオーバーサイズで、素材はリネン。半袖だと子供っぽいので、おとなのキレイめコーディネートなら絶対に長袖を選びましょう。
《ジーンズのメンズコーディネート!着こなし方》
キレイめにジーンズを着こなす為のポイントですが、まずはシルエットに大きく関わる丈の長さに注意しましょう。長すぎてダボダボになってしまっている方を街中でもよく見かけますが、靴の上に乗って少しシワが出るくらいか、足首が隠れる程度がスマートに見えておすすめです。
体型別着似合うシルエット
ぽっちゃりタイプ
ぽっちゃりタイプの方でありがちな間違いが、「小さく見せようと、タイトすぎるサイズ感」を選んでしまうことです。実はこれは逆効果で、本来はボックスシルエットを作った方がバランスよく見えます。
ジャケットを着て、ややワイドシルエットのジーンズを合わせてボックスシル エットを作りましょう。デニムスラックスなどのセンタープレスが入ったキレイめジーンズがよりスッキリ見えます。足元にはスニーカーよりもアンクルブーツやローファーを合わせて、おとなのキレイめスタイルを完成させましょう。
小柄タイプ
小柄タイプの方は、トップスは短めの丈のモノを選んで、腰高に見せることでスタイルアップを狙います。ジーンズはストレートシルエットのものがおすすめで、色使いも絞ってシンプルにまとめることで縦長に見せることができます。全身が繋がって見えるように、足元にも近い色が選べたらベストです。
スリムタイプ
スリムタイプの方がスキニーを履いてしまうと脚の細さが目立ってしまいますので、ストレートシルエット、ワイドシルエットのジーンズがおすすめ。ジャケットなどでキレイめにまとめるなら、裾に向かってシルエットが細くなっていくテーパードのジーンズを合わせるといいでしょう。足元は、スニーカーならコンバースなどのボリュームのないシンプルなものがおすすめです。
《ジーンズのメンズコーディネート!合わせるべき帽子》
ジーンズコーディネートに帽子を合わせただけで、一気にオシャレ度はアップします。つい野球帽などのキャップを選びがちですが、それではカジュアルになり過ぎです。おとなメンズにおすすめの3タイプを選んでみました。
是非トライしてほしいパナマハット
パナマ草(トキヤ草)で編まれた、丈夫で軽い中折れタイプの帽子で、紳士の夏の帽子の代表と言えます。中でもエクアドル産パナマ草を使用したものは高級感があり、又編み目が細かいほど高価になります。スーツに合わせるとエレガントに、ジーンズに合わせるとカジュアルの中にも上品さを持ち合わせたオシャレ上級者に見えます。
ストローハット
天然の草で編んだ帽子で、広い意味ではパナマハットもストローハットと言える のですが、一般的には別物です。パナマハットの方がエレガントでスーツにもコーディネートされることが多いのに対し、ストローハットはカジュアル向きですので、ワイドシルエットのジーンズなんかとも相性が良いです。
ハンチングキャップ
日本では鳥打帽と呼ばれる狩猟用キャップ。元々は19世紀イギリスの上流階級が乗馬をする時に被ったのが始まりです。似た形にキャスケットがありますが、ハンチングはイギリス式でトップ部分が1枚布になっているのに対し、キャスケットはフランス式で6~8枚の布をはぎ合わせて形作られています。40代以上のおとなの男性ならジーンズスタイルにハンチングを合わせると雰囲気が出ますよ。
《ジーンズのメンズコーディネート!やってはいけないポイント》
ジーンズを履いてデニムのハット、、これは難易度が高いです。
同じブランドで同じ素材を使った《お揃い》なら別ですが、微妙に違う素材感や色だと、どうしても垢ぬけない感じに。。
ジーンズにジージャンのコーディネートが案外難しいのと一緒です。
デニムはアイテムをバラバラに身に着けない方が無難です。
デニムの複数アイテム使いは、20代前半までと思った方が良いでしょう。
他NGポイントをまとめてみました。
ダメージジーンズは避ける。
引き裂いたような穴や膝の位置に空いた穴、裾がフリンジ状にほつれたものなど、いくらデザインとしてのダメージでも、不潔に見えたりだらしなく見えるリスクのあるものはおとなメンズにはおすすめできません。
過度なブリーチジーンズはダメ!
合わせるトップスに困るはずです。又上品に見えません。
年齢問わず誰でもはけるジーンズ。誰でも似合うジーンズ。
合わせるものに困らないジーンズ。
このように思っている方は多いと思います。
手持ちのアイテムはジーンズが一番多い・・という方いらっしゃるでしょう?
でも一歩間違うとダサくなってしまいます。ワンパターンになってしまいます。
ちょっとのコツでオシャレにコーディネートできることを知っておくと、もっとジーンズが好きになるし、着回しが楽しくなります。
ジャケットをプラスし体型に合うジーンズを選んで、今年の夏は《脱カジュアル》
おとなメンズのキレイめコーディネートを楽しんで下さい。
この記事で紹介した商品(価格は投稿時点のものです)
Writer執筆者紹介
ながのよしこ
Stye in HABIT ながの よしこ
パーソナルスタイリスト&印象アップコーチ
大阪在住。ファッション界の重鎮、たかぎこういち氏に師事。
現役ファッション専門学校講師
経営者・起業家・婚活男性を中心に、クライアント自身のメンタルに問いかけ共にビジョンを設定。
『なりたい自分に着せたい服』をテーマにスタイリングアドバイス。
人生の大切な場面で、ファッションの力を借りて印象をアップ。
成果に繋げるスタイリングをミッションにしています。