雨の日をおしゃれに!大人のメンズ雨コーデ完全ガイド
ライター:nanakko 監修:松はじめ
2024.06.03
雨の日の防水アイテムの選び方
雨の日に欠かせない防水アイテムといえば、「レインウェア」ですが、それ以外にも色んなアイテムがあるのをご存知でしょうか。
例えば、雨の日に使えるように撥水・防水加工が施された「レインキャップ」や「防水シューズ」などもあるんですよ。
それらを上手に取り入れて、雨の日でもおしゃれにコーディネートを楽しみましょう♪
ビジネスシーンでの雨の日コーデ
雨の日の仕事着コーデのポイントは、アウターをロング丈にすることです。
ロング丈のレインウェアはもちろんのこと、撥水加工や防水加工のあるロング丈の羽織りを着ましょう。
そうすることで、中に着ている大切なスーツが濡れるのを防げます。
また、スーツの色をネイビーや黒にすると、万が一濡れても目立ちにくいです。
逆に、雨の日にグレーのスーツを着てしまうと、濡れた部分の染みが目立ってしまうため、薄い色は極力避けましょう。
雨が予想される日は、汚れが付いても目立たないネイビーやブラックなど、なるべく濃い色のスーツが良いです。
素材としては、リネンや、速乾性のあるポリエステルだと、雨の日にも快適に着用でき、型崩れなども軽減できます。
また、家庭での水洗いにも対応している「ウォッシャブルスーツ」もおすすめです。
ウォッシャブルスーツは、洗濯機で洗えるため、雨で汚れてしまってもすぐに洗えますし、ドライクリーニングでは落としづらい水溶性の汚れも落とすことができます。
洗濯前には、必ず洗濯絵表示を確認してから、内容に沿った取り扱いをお願いします。
雨に濡れやすい部分には、防水スプレーをプラスして使うと、より濡れるのを防げますよ。
例えば、「鞄」「靴」「パンツの裾」などは汚れやすい部分になるため、防水スプレーを使って雨の日も快適に過ごしましょう。
カジュアルな雨の日スタイル
雨の日のカジュアルスタイルは、撥水・防水加工のあるブルゾンなどの羽織りがおすすめです。
羽織には、黒や紺などの濃い色を選べば、濡れても目立ちにくくなります。
トップスの色は特に気を付ける必要があり、薄いグレーや白は、肌が透けて見えてしまう可能性があるので、なるべく避けましょう。
パンツの色も、ライトベージュやグレーだと、シミや汚れが目立つため、避けるのがおすすめです。
また、新しいデニムは雨に濡れると色落ちする可能性があるため、避けた方が良いでしょう。
靴や鞄などの本革製品は、湿気に弱く、雨に濡れると型崩れや色落ちするので注意が必要です。
本革ではなく、合皮であれば、比較的シミや型崩れを防ぐことができます。
雨の日のシューズ選びのポイント
雨の日に履くシューズの選び方は、撥水機能・防水機能を備えているかがポイントです。
それらの機能があることで、靴に雨が浸透するのを防いだり、中に履いている靴下が濡れてしまうのを防ぐことができます。
ビジネスシーンでは、撥水または防水機能を備えたビジネスシューズの着用がおすすめ。
カジュアルな普段着では、撥水または防水機能を備えたスニーカーやブーツが良いでしょう。
ただし、長時間の大雨に耐えられるほどの撥水・防水機能を備えているものは少ないので、注意が必要です。
シューズ自体に防水・撥水機能があるものを選ぶのはもちろんのこと、撥水・防水スプレーなどのサポートグッズを活用するのも手です。
撥水スプレーを使用すれば、水を弾く効果以外にも、シューズを汚れから保護する効果も発揮します。
できれば、汚れが付く前の新品の状態でスプレーしておくのがおすすめです。
その際、靴紐があるシューズの場合は、ムラにならないよう紐を外してからシューズと別々にスプレーしてください。
注意点としては、スプレーとシューズの相性を確認しておくということです。
なぜなら、素材の相性によってはシューズの変色を招く恐れがあるからです。
キャンパス生地や人工皮革、天然皮革など、シューズの素材に適したスプレーを選びましょう。
雨の日コーデを引き立てる帽子選びのポイント
雨の日は濡れても目立ちにくい黒やネイビーなどの暗めの色を選びがちで、コーディネートが暗くなりがちです。
そのため、帽子や靴など小物に差し色をもってくると、パッと華やかになり、オシャレ度もアップしますよ。
湿気で髪型が上手くまとまらない時にも帽子は大活躍します。
雨の日でも帽子を上手に取り入れるための、帽子選びのポイント2つと、注意すべきポイント3つをご紹介します。
ポイント①小ぶりな帽子をチョイスする
雨の日におすすめの帽子は、ヘアバンドやニット帽、キャスケット、ベレー帽、キャップです。
傘をさしていると邪魔に感じる帽子も、これらの小ぶりな帽子ならすっきりと着用でき、湿気で広がりがちな髪の毛もまとめられます。
仮に帽子を脱ぐ場合でも、コンパクトなので荷物になりにくいですよ。
ポイント②明るめの色をチョイスする
雨の日のコーディネートは濡れても目立ちにくいように、色味が暗くなりがちです。
さらに傘をさすことで、より暗い印象になります。
そのため、帽子は明るい色やパステルカラーの帽子を選んで差し色にしましょう。
そうすることで、顔が影で隠れて暗い印象になってしまう状態も軽減されますよ。
陰になってしまうのが気になるときは、浅めにかぶるのもおすすめです。
ポイント③傘代わりに使うならレインハット
レインハットは、ツルっとした素材感がスポーティーでおしゃれな雰囲気を醸し出す帽子です。
防水・撥水・透湿機能を備えており、ちょっとした雨なら傘代わりとして使うこともできます。
裏地の生地は速乾性が高く、じめじめとした雨の日でもサラッとした肌触りなので、ストレスフリーです。
ちょっとした雨なら傘を持ちたくないという人には特におすすめです。
注意すべきポイント①型入れした帽子はNG
フェルトや天然素材など、型入れした帽子は、湿気だけでも型崩れを引き起こすことがあります。
雨の日はもちろんNGです。
注意すべきポイント②洗濯不可の帽子
洗濯が可能かどうか、タグを見て確認してください。
洗濯不可の場合、濡れると縮んでしまって型崩れを起こしたり、素材によっては色落ちする可能性もあります。
雨の日は避けるのが無難でしょう。
注意すべきポイント③ つば広の帽子
つば広の帽子をかぶってさらに傘をさすとなると、顔やトップのボリュームが出すぎてしまい、全体のバランスが取りづらくなります。
また、つば広の帽子は顔が隠れやすく、さらに傘をさすと、顔が影になって暗くなってしまうため、雨の日につば広の帽子は避けた方が無難です。
ただ、ちょっとした雨の時に傘代わりで使うなら、良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
雨の日でもおしゃれにコーディネートを楽しめる、アイテムの選び方やスタイリングの提案、帽子選びのポイントなどをご紹介しました。
こちらの記事を参考に、ぜひ自分なりの雨の日コーディネートを見つけてみてくださいね。
Writer執筆者紹介
松 はじめ
東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)