夏になる前に!早めに用意しておくべき男性ファッションのアイテムやポイントをご紹介

ライター:神田聖成  監修:松はじめ

2024.06.24

「夏はまだ先だし、準備はまだいいか」
「もう少ししたら夏コーデを考え始めよう」

このように考えている方も多いでしょう。

しかし、夏の服選びは意外に難しく、夏になってからコーディネートを考え始めてもうまく行きません。

後悔しないためにも、今年こそは夏になる前にしっかり準備を済ませておきましょう。

この記事では夏ファッションのポイントから素材・カラー選び、小物の合わせ方まで役立つ情報をまるっとお伝えします。

この記事の結論

  • 素材、カラーで夏らしさを演出するのが夏コーディネートの基本ポイント
  • 夏らしさのある「ショートパンツ」や「リネン素材」をつないこなせるかが鍵
  • 小物を効果的に取り入れることで、周りと差別化できる

夏のメンズファッションの基本ポイント

夏のメンズファッションの基本ポイントは、以下の3つです。

  1. 涼しげな印象の素材・カラーを選ぶ
  2. まずは「シンプル」と「清潔感」を重視する
  3. 小物や個々のアイテムで差をつける

季節感をとらえ、シンプルかつ清潔感のあるコーディネートを組むことが夏コーディネートの基本です。

そのうえでより洗練された素材を選び、、小物をプラスすれば、夏コーデでも十分周りと差別化できます。

まずは3つのポイントを押さえ、コーディネートの方向性を確立しましょう。

ここからは、それぞれのポイントについて一つずつ詳しく解説します。

夏のメンズファッション️の素材選び

夏のメンズファッションでは「素材選び」が重要なポイントです。

なぜなら素材と季節感は深く関係しあっているためです。

前提として、人間はおしゃれであるかよりも先に、「その格好が自然か?」に注目します。

例えば夏にウールのニットを着ている男性がいるとしましょう。

その男性のコーディネートがどんなにおしゃれでも「暑そう」という感想しか浮かびませんよね。

それと同じで、自然な格好でなければおしゃれとは思われません。

夏におすすめの素材は以下の5つです。

  • コットン(綿)
  • リネン
  • シルク
  • レーヨン
  • ポリエステル

引用:TAKEMI CLOTH

特に天然素材のコットン・リネン・シルクには高級感もあり、大人の夏コーディネートにはぴったりです。

初心者の方は素材選びを軽視しがちですが、洋服の素材にこだわるだけで印象は大きく変わります。

特に夏はアイテム一点ずつが際立つため、素材にこだわれるかどうかで大きな差がつくのです。

夏のメンズファッションのベーシックカラーとアクセントカラーの組み合わせ

引用:武蔵野美術大学

夏におしゃれなコーディネートを組みたいなら、カラーも工夫すべきです。

コーディネートのカラーを組む際のポイントは、以下のとおりです。

  • 基本一つのコーディネートに取り入れる色は2つ以下に抑える(黒・白を除く)
  • 色物を取り入れる際は、主役を決める
  • 色物に自信がない方は、モノトーン(白・黒・グレー)でコーディネートを組む

色を取り入れる際は、コーディネートの基調となる「ベーシックカラー」、ワンポイントとなる「アクセントカラー」にわけて色構成を考えましょう。

ベーシックカラーとアクセントカラーの組み合わせ例は以下のとおりです。

ベーシックカラー アクセントカラー 色調のポイント
ネイビー ホワイト 大人っぽい落ち着きにこなれた印象をプラスできる
モノトーン ブラウン シンプルかつ清潔感のある印象に、大人っぽさをプラスできる
ブルー イエロー こなれた印象と涼しげで夏らしい印象を演出できる

モノトーン+1色のコーディネートが最もハードルが低いため、まずは上記の組み合わせからチャレンジしてみましょう。

夏のメンズファッションの定番、ショートパンツの選び方

夏ファッションといえば「ショートパンツ」を想像する方も多いでしょう。

大人っぽくショートパンツを履きこなせれば、こなれた印象や夏らしい抜け感を演出できます。

一方、使い方を間違えると一気に子供っぽくなるのがショートパンツの難しいところ。

取り入れる際は、より慎重にコーディネートを組みましょう。

ショートパンツをかっこよく履きこなすポイントは以下のとおりです。

  • 丈感、太さに細心の注意を払う
  • 慣れるまではブラック、ネイビー、ベージュのショートパンツを選ぶ
  • 足元はサンダルではなく、革靴orスニーカーを取り入れる

ショーツは丈感が命で、長すぎても短すぎても不自然な印象を与えます。

丈はひざ上〜ひざの少し下くらい、ゆとりのある太さのショートパンツを選びましょう。

サンダルとの合わせはカジュアルすぎて子供っぽい印象になりかねないため、革靴かブラックのスニーカーと合わせるのがおすすめです。

引用:Pinterest

夏のメンズファッションの定番、リネン素材の魅力

前述のとおり、夏のメンズファッションでは素材選びが非常に重要です。

なかでも夏らしさに溢れ、涼しげで爽やかな印象を演出できるのがリネン素材です。

リネンとは「麻」のことで、通気性や肌触りに優れています。

夏らしさを演出したい方は、コーディネートにどこか1点リネン素材を取り入れてみましょう。

おすすめのリネンアイテム

  • リネンシャツ
  • リネンスラックス
  • リネンキャップ(特にハンチング)

リネン混シャツ

引用:ZOZOTOWN

リネンハンチング

上記のリネンハンチングを使ったコーディネートは、次の項で紹介しています。

夏のメンズファッションに合わせる小物の選び方

夏のメンズファッションで活躍する小物は以下の3つです。

  1. 帽子
  2. ブレスレット・腕時計
  3. 革靴

なかでも帽子はコーディネートの印象を大きく左右する重要なアイテムです。

この項では夏前にそろえておきたい、春夏に活躍する帽子とそのコーディネートを3つ紹介します。

コーディネートに自然にカラーを取り入れたい方へ

Gottmannのジャクソンリネン(カーキ)は、リネン素材のハンチングキャップ。

大人でも取り入れやすい自然なカーキカラーで、爽やかながらも大人っぽい渋さが魅力です。

「今年の夏は色物を取り入れてみたい!」
「自然にカラーを取り入れて、こなれ感を出したい」

このような方はぜひ取り入れてみましょう。

上記画像のように、リネンシャツと組み合わせることで落ち着いた抜け感あるコーディネートを組めます。

余裕を感じさせる大人の落ち着きを演出したい方へ

FAILSWORTHのリネンハンチングは品質の高さが魅力で、リネンのなかでもトップクラスの「アイリッシュリネン」を使用しています。

大人っぽさのあるナチュラルカラーは、コーディネートに落ち着きを与えてくれるのが大きな魅力です。

上記のようにボーダーTシャツと合わせてマリンスタイルのコーディネートを組んだり、白シャツと合わせて爽やかさを演出したりできます。

見た目のスタイリッシュさだけでなく手触りのよさ、吸湿性・速乾性なども優れているため、機能性を重視している方にもおすすめです。

夏らしさを演出できる「麦わら帽子」に挑戦してみたい方へ

明治13年創業の「田中帽子店」では、計算し尽くされた大人っぽい帽子を制作しています。

こちらのSimoneは麦わら帽子が伝統工芸品として認定されている埼玉県春日部市で制作されており、職人の心遣いが細部まで行き届いています。

通気性がよいだけでなく、マットで高級感のあるブラックのリボンが上品さを引き立たせます。

上記画像のように襟付きのシャツやジャケットと羽織ると上品さが増すため、春〜初夏にかけての使い勝手も抜群です。

まとめ

この記事ではメンズの夏コーディネートのポイントから小物の取り入れ方まで、さまざまな角度から解説しました。

改めてポイントをまとめると、周りと差がつく夏コーディネートのポイントは以下のとおりです。

夏っぽい素材とカラーを取り入れ、個々のアイテムの質を高める
帽子や腕時計などの小物を活用し、上品さや大人っぽさをプラスする
夏らしいアイテム(ショートパンツやリネンキャップ)などを効果的に取り入れる

これらのポイントに注意すれば、コーディネートの差別化がしづらい夏でも一際おしゃれなスタイルを確立できます。

まずは基本ポイントを押さえ、そのうえで小物や夏らしいアイテムをプラスしていきましょう。

この記事で紹介した商品



Writer執筆者紹介


松 はじめ

松 はじめ

東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)

リセット仕事服(技術評論社)