白パンツの正解はこれ!メンズが知るべきシンプル&おしゃれな着こなしのポイントを解説
ライター:神田聖成 監修:松はじめ
2024.09.17
「白のパンツに挑戦したいけど、どうやってコーディネートを組めばいいのかわからない」
「白のパンツはダサいって聞いたことがあるんだけど…」
このように、白パンツを取り入れてみたいものの、なかなか勇気がでない方もいらっしゃるでしょう。
結論、白パンツは正しく、シンプルにコーディネートを組めれば、かなりおしゃれな印象を演出できます。一方、間違ったコーディネートを組むと、一気にダサいスタイルになるため、注意が必要です。
この記事では白パンツで失敗しないためのポイントだけでなく、しっかり周りと差別化するためのポイントを紹介します。
ワンランク上の白パンツコーディネートを実現するためのポイントも紹介するので、おしゃれになりたい方はぜひ最後までご覧ください。
白パンツはなぜ難しい?間違ったコーディネートで与えてしまう印象とは
白パンツが難しい理由に、「白は膨張色である」という性質上の理由があります。白は引き締まって見える黒に比べてぼんやり見えるんです。白をパンツに取り入れると足が太く見えたり、シルエットがぼやけて見えたりするため難しいのです。
他にも、白パンツが難しい理由には以下のようなものがあります。
- 工夫なくボトムスに白を使うと、コーディネートのバランスが悪く見えやすいため
- 細身のシルエットと白が合わせづらいため
- そもそも日本には、白パンツ自体に「キザ」や「キメすぎ」な印象を持たれやすいため
白のパンツを取り入れる際は、上記のポイントに気をつけてコーディネートを組む必要があります。
また、どれだけコーディネートが上手くても、アイテム自体が悪ければおしゃれなコーディネートは組めません。ここからは、白パンツを選ぶ際のポイントをまず解説します。
これで安心!白パンツを選ぶ際のポイント
白パンツを選ぶ際に注目すべきポイントは、「太さ」「カラー」「丈感」です。以下のポイントを意識して選びましょう。
- タイトすぎず、適度にゆとりのあるシルエットのパンツを選ぶ
- 真っ白ではなく、オフホワイトや白ベースのカラーパンツを選ぶ
- だらしなくない、自分の足の長さに合った丈感を選ぶ
タイトなシルエットの白パンツはやんちゃな印象やキメすぎな印象につながりやすいので、避けるのがベターです。ややゆとりのある、落ち着いたシルエットのものを選びましょう。
初めて白パンツに挑戦する方は、真っ白ではなくオフホワイトのパンツがおすすめです。オフホワイトを選ぶだけで、キザな印象になるリスクをなくせます。
また、白パンツを選ぶ際は、丈感も重要です。裾にたまりができすぎるとだらしない印象になるため、自分の足の長さにぴったり合った丈感を選びましょう。
白パンツを使ったシンプル&おしゃれなコーディネート術
白デニム×ジャケットコーディネート
引用:Pinterest
上記は白のデニムを使った、シンプルなジャケットコーディネートです。ベージュのジャケットと白のデニム、ブラウンの革靴にチェックシャツを合わせ、クリーンにコーディネートをまとめています。
このコーディネートでは、パキッとした白のパンツを使用していますが、ややゆとりのある太さのデニムを選んでいます。そのおかげで決めすぎている印象がなくなり、白のクリーンさが引き立っているのです。
赤とブラウンでコーディネートに統一感を出し、ジャケットと革靴を使ってクラシックな印象にまとめているのもポイントです。
白デニム×カーディガンコーディネート
引用:Pinterest
こちらは白のデニムをカーディガンでカジュアルに着こなしたコーディネート。季節の変わり目で活躍する、体温調節のしやすいコーディネートを探している方に特におすすめのスタイルです。
こちらも真っ白のデニムを使っているものの、ややゆとりのある太さでキメすぎていないのがポイント。カーディガンとTシャツでカジュアルダウンさせているものの、足元は革靴でしっかり締めています。
白のデニムは革靴と相性がいいので、初心者の方はクラシカルな革靴と合わせて取り入れてみましょう。
白ハーフパンツ×シャツジャケットコーディネート
引用:WEAR
実は、白のハーフパンツでも、ポイントを押さえて取り入れればおしゃれなスタイリングを作れます。
白のハーフパンツをおしゃれに着こなすためのポイントは、以下の3つです。
- 革靴やシャツなどの上品なアイテムと合わせる
- 丈はひざ付近で、短すぎも長すぎもNG
- モノトーンで統一、もしくは1色だけで、シンプルに仕上げる
「普通の白パンツではもの足りない!」という方は、白ハーフパンツコーディネートにも挑戦してみましょう。
白パンツに小物を合わせて、1ランク上のコーディネートに
白のパンツをコーディネートに馴染ませるには、「小物」が役立ちます。
今回はなかでも白パンツと一緒に取り入れるのがおすすめの「帽子」の合わせ方について、具体的なコーディネート例を用いて解説します。
白デニム×パナマハット
引用:Pinterest
大人っぽい印象のある白のデニムは、上品なパナマハットとよく合います。互いが互いを引き立てるこの2つの組み合わせは、上品かつ抜け感のある落ち着いたコーディネートを組みたい方におすすめです。
パナマハットを使ったコーディネートを組む際のポイント
- 清涼感のある、真っ白に近いパンツと合わせる(オフホワイトもおすすめ)
- 上品な印象のシャツや、シャツジャケットと合わせる
- 時計やサングラス、革靴と合わせると、さらに大人っぽさが引き立つ
白パンツを引き立てる大人っぽいパナマハットを探している方には、上品さのある光沢感が魅力のボルサリーノのPanama Quito Largaがおすすめです。
白ニット帽×オフホワイトのチノパン
引用:VOKKA
カジュアルながらも上品さのある白のニット帽も、白パンツと相性抜群です。特にオフホワイトのパンツやベージュがかったくすんだ白のパンツによく合います。
ニット帽を使った白パンツコーディネートのポイント
- ニット帽とパンツの色味を近づけ、統一感を出す
- バッグや靴にレザーを取り入れ、上品にまとめる
- メガネや腕時計で、白パンツの上品さをさらに引き立たせる
カジュアルながら上品な白パンツともよく合う白のニット帽を探している方には、LACSTEのGARTER KNIT WATCHがおすすめです。
白キャップ×白デニム
引用:Rallystory
特に夏〜秋にかけておすすめなのが、清涼感のある白パンツと白キャップの組み合わせです。白のキャップにはカジュアルな印象があるため、半袖のTシャツとデニムのコーディネートに統一感を持たせてくれます。
白キャップを使ったコーディネートのポイント
- カジュアルな半袖Tシャツなどのアイテムと合わせる
- スエードやレザーの靴を合わせ、上品さをプラスする
- 腕時計やブレスレットを合わせ、シンプルすぎを避ける
大人っぽいカジュアルな白キャップを探している方には、ソフトな風合いが魅力のブガッティ「UV Protection Cap」がおすすめです。
まとめ
この記事では、大人っぽくおしゃれに白パンツを着こなすための3つのポイントを紹介しました。
- 白パンツがダサく見えないように、太さや丈感、カラーを工夫する
- 白パンツと革靴を合わせ、上品にコーディネートを仕上げる
- パナマハットやニット帽と白パンツを組み合わせることで、より洗練されたコーディネートを実現する
白パンツで失敗したくない方は、革靴とパナマハットのコーディネートからチャレンジしてみてください。
大人っぽく、上品に着こなすためのポイントを押さえ、白パンツコーディネートを楽しみましょう!
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Writer執筆者紹介
松 はじめ
東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)