秋冬にぴったりなアイテム「ショール」を使った大人のメンズファッション
ライター:真沙幸 監修:松はじめ
2024.11.08
秋冬のファッションアイテムとして人気が高いショール。特に大人のメンズにとって、ショールはシンプルながらも存在感があり、コーディネートにアクセントを加えるアイテムです。しかし、ショールはどのように着こなせばよいか悩む方も多いと思います。この記事では、ショールの魅力や選び方、コーディネートのポイントをご紹介します。秋冬のファッションにショールを取り入れて、ワンランク上のおしゃれを楽しみましょう。
ショールの魅力と大人メンズにおすすめの理由
ショールの魅力
ショールは、肩に羽織るだけで温かさを確保できる機能性はもちろん、シンプルすぎるコーディネートにアクセントを加えられる嬉しいアイテムです。カシミアやウール、アルパカなどの上質な素材のショールは、軽いのにしっかりと保温性があるため、特に寒い季節に最適です。
大人メンズにおすすめの理由
ショールはボリューム感が出て、年齢を重ねたメンズにこそ似合うアイテムと言えます。エレガントで落ち着いた印象を持たせつつも、羽織るだけでアクセントが効きます。ラフなカジュアルスタイルにも、フォーマルな装いにも対応できるショールは、1枚持っておくとワンランク上の印象を与えてくれます。
ショールの素材と選び方
ウールやカシミアなどの上質素材
ショールは素材選びがポイントになります。ウールやカシミアなどの天然素材は保温性が高く、肌触りも良いので大人の男性に最適です。カシミアは特に軽くて柔らかく、肌への負担が少ないので、着心地も抜群です。また、耐久性も高く、長く愛用できる点も魅力です。
カラーと柄の選び方
無地のショールは合わせやすく、どんなコーディネートにもなじむので一枚あると便利です。大人のメンズには、ネイビー、グレー、ブラウンなどの落ち着いた色合いがよく似合います。また、チェック柄やヘリンボーン柄など、クラシカルな柄のショールもアクセントになり、コーディネートを楽しむことが出来ます。
大きさとボリューム感
広めのものは肩や首元をしっかり覆ってくれるため、保温性が高く、スタイリングの幅も広がります。反対に小さめのショールは、軽やかな印象で使いやすく、軽装の際にもおすすめです。シーンやコーディネートに合わせて選ぶと、着こなしがぐっと引き立ちます。
シーン別ショールの使い方とおすすめコーディネート
ビジネスシーンでの着こなし
スーツやジャケットにショールを取り入れると、フォーマルな装いに程よい柔らかさが加わり、ビジネスシーンでも個性的でありながら落ち着いたスタイルが楽しめます。無地や暗めのカラーを選び、首元に軽く巻いても良いですし、スーツが無地なら柄ものを合わせても良いでしょう。また、ショールの素材感が引き立つので、上質な素材を選ぶことをおすすめします。
休日カジュアルスタイル
ショールは、カジュアルなスタイルでも大活躍します。特に、セーターやカーディガンと合わせると、リラックス感がありながらも上品な雰囲気が演出できます。インディゴデニムやコーデュロイパンツなど、素材感のあるボトムスと合わせると季節感が出て、こなれた印象に。暖かさとおしゃれさを兼ね備えた休日コーデには、チェック柄やグレーのショールがよく合います。
アウトドアシーンでの活用
アウトドアシーンでもショールは重宝します。特にキャンプやハイキングなどでは、防寒対策が重要です。アウトドア用のアウターにボリューム感のあるショールを合わせ、首元に巻いたり肩からかけることで、寒さをしのげるだけでなく、アクティブなスタイルにおしゃれな要素をプラスできます。グリーンやブラウンといった自然な色合いのショールを選ぶと、アウトドアシーンに馴染みます。
ショールを使ったスタイリングのポイント
ショールをアクセントに
ショールはシンプルなコーディネートにアクセントを加えるのに最適です。例えば、モノトーンのシンプルな装いにカラフルなショールを加えると、顔周りがぱっと明るくなり、印象がぐっと引き締まります。カジュアルなスタイルからフォーマルなスタイルまで、幅広いシーンで使えるショールは、一点投入するだけで季節感とおしゃれ度が増します。
巻き方を工夫する
ショールの巻き方にはさまざまなバリエーションがあります。シンプルに肩からかけるだけでなく、片側を肩にかけるアシンメトリーなスタイルや、首元で軽く一結びする方法など、巻き方次第で印象が大きく変わります。気分やシーンに合わせて巻き方を変えることで、同じショールでも異なる表情を楽しめます。
帽子をプラスして楽しむ
ショールに合わせる小物は、帽子がベストです。カジュアルなシーンならキャップやキャスケット。フォーマルやビジネスではハットを合わせれば、一気におしゃれ上級者に。
ショールを長く愛用するためのケア方法
お気に入りのショールを長く愛用するためには、ケアも欠かせません。天然素材のショールは特にデリケートなため、取り扱いに注意が必要です。
- 洗濯の頻度と方法
洗濯の頻度と方法:頻繁に洗濯する必要はありませんが、どうしても汚れてしまった場合は、手洗いやドライクリーニングが基本です。特にウールやカシミア素材は水に弱いので、洗濯機の使用は避けましょう。
- 保管方法
長期間使用しない際には、防虫剤とともに通気性の良いカバーに入れて保管しましょう。また、折り畳まずにハンガーにかけると、生地が傷みにくく、型崩れも防止できます。
- シワのケア
シワのケア:シワができてしまった場合、スチームアイロンを使って優しくシワを伸ばします。高温にすると生地が縮むことがあるので、低温設定にすることがポイントです。
まとめ:ショールで格上げする秋冬の大人スタイル
ショールは、大人のメンズにこそ取り入れてほしいアイテムです。保温性とおしゃれさを兼ね備えたショールを活用すれば、どんなシンプルなコーディネートも洗練された印象に仕上げることができます。シーンやコーディネートに応じて素材やカラー、巻き方を工夫し、自分らしいスタイルを楽しんでください。
この記事で紹介した商品
Writer執筆者紹介
松 はじめ
東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)