夏の終わりに1枚持っておきたい、カーディガンを使った大人っぽいコーディネートを紹介!

ライター:神田聖成  監修:松はじめ

2024.09.20

「季節の変わり目ってコーディネートが難しい」
「羽織ものがほしいけど、何を買えばいいかわからない」

このように悩んでいる方も多いでしょう。

夏から秋にかけてのコーディネートでおすすめしたい羽織が、「カーディガン」です。カーディガンを利用すれば体温調節も簡単にでき、そのうえおしゃれなコーディネートも実現できます。

この記事では1枚持っておくべきカーディガンの選び方と、カーディガンを使った夏の終わりにぴったりのコーディネートを紹介します。

季節の変わり目に、カーディガンを1枚持っておこう

引用:ACRMTSM

カーディガンとは、毛糸やニットで作られた前開きのトップスを指します。前開きのトップスは気軽に着脱可能なため、細かな体温調節が必要な季節の変わり目にぴったりです。

また、カーディガンは大人っぽい穏やかな印象を演出しやすく、コーディネートに落ち着いた雰囲気を与えられます。デニムやスラックスとの相性も抜群で、さまざまなアイテムと合わせやすいのも特徴です。

また、秋らしいブラウンやオリーブグリーン、ベージュなどのアースカラーと相性がいいのもカーディガンの魅力。

カーディガンは汎用性と機能性を兼ね備えた、季節の変わり目にぴったりのトップスなんです。

夏の終わりに最適なカーディガンの素材とは?

カーディガンの素材は細かく分けると以下のようなものがあります。

  • コットンカーディガン
  • ポリエステルカーディガン
  • アクリルカーディガン
  • ウールカーディガン
  • モヘアカーディガン

素材によって保温性や見た目、選択方法などが大きく異なります。

夏の終わりにおすすめのカーディガンは、コットンカーディガン、もしくは薄手のウールカーディガンです。この2つの素材は適度な光沢感、高級感があるのが特徴です。

夏の終わりによくみられる朝晩の冷え込みや、室内でのクーラーによる冷えから肌を守ってくれます。薄手のウール、もしくはコットン素材のカーディガンを1枚持っておけば、細かな体温調節ができて非常に便利です。

夏らしさを残しつつ、秋の雰囲気にもマッチするカーディガンのカラー選び

引用:CALL&RESPONSE
実際にカーディガンを購入する際は、季節感にマッチしたカラー選びが重要です。夏から秋にかけておもに使用するカーディガンを選ぶ際は、以下のどちらかのカラーを選びましょう。

  • 夏らしさも感じられるすっきりしたカラー
  • 秋〜冬にかけても利用できる温かみのあるカラー

夏らしさも感じられ、秋の雰囲気にもマッチするカラーには以下のようなものがあります。

  • ライトグレー
  • ベージュ
  • くすみがかったブルー
  • オリーブグリーン

など

これからの季節に長くカーディガンを利用したい方は、温かみのあるカラーのカーディガンを選びましょう。温かみのある秋らしいカラーは、以下のとおりです。

  • ベージュ
  • ブラウン
  • オリーブグリーン
  • オレンジ
  • ダークグレー

より夏の終わり〜冬にかけて長く使いたい方は、グレーやベージュ、オリーブグリーンのカーディガンを選ぶのがおすすめです。

夏の終わりに着る、カーディガンコーディネート術

夏の終わりにぴったりなカーディガンを使ったコーディネートを2つご紹介します。

ベージュカーディガンコーディネート

引用:CAMBIO

ベージュのカーディガンは夏らしいすっきりした雰囲気と、秋らしい適度な温かみの両方を兼ね備えています。夏〜冬にかけて長く利用でき、汎用性も抜群の使いやすいアイテムです。

上記は「夏の終わり」を意識して、主に色使いに工夫がみられます。

コーディネートのポイント

  1. 重たくなりすぎないベージュのカーディガンをチョイスしている
  2. 白のTシャツと薄いブルーのデニムで涼しげな印象を演出している
  3. ベージュとブルーの色の濃さを同じくらいにして、統一感を出している

「涼しげ」と「統一感」がこのコーディネートのキーワードです。

ライトグレーカーディガンコーディネート

引用:ACRMTSM

こちらは涼しげかつ落ち着いたカラーである「ライトグレー」のカーディガンを主役にした、モノトーンコーディネート。モノトーンを基調としたコーディネートで、大人っぽさと落ち着きをしっかり演出できています。

コーディネートのポイント

  1. トップス〜靴までモノトーンをベースにして統一感を出している
  2. Tシャツを淡いブルーにすることで、夏らしい爽やかさをプラスしている
  3. 靴に白を取り入れることで、夏らしい清涼感を強めている

モノトーンコーディネートは初心者でも失敗しづらいんです。初めての方はこちらのコーディネートを真似するといいでしょう。

夏に合わせるカーディガン×帽子コーディネート例

帽子を取り入れることで、さらに簡単にカーディガンコーディネートが組めるだけでなく、より洗練された印象のコーディネートが完成します。

この項ではカーディガンと相性のいい帽子と、おすすめのコーディネートについて解説します。

黒キャップ×オリーブグリーンカーディガン

引用:WEAR

黒のキャップはアースカラーのカーディガンと相性抜群で、コーディネート全体を引き締める効果があります。また、カジュアルさをプラスしてくれるため、全体をカジュアルなアイテムでまとめることで統一感を演出できますよ。

上記のコーディネートでも、デニムやTシャツ、スニーカーと合わせて全体をカジュアルにまとめています。

コーディネートのポイント

  1. 全体をカジュアルに統一している
  2. 帽子とスニーカーを黒で合わせ、メリハリを効かせている
  3. 秋らしくも暑苦しくないオリーブグリーンのカーディガンを主役に据えている

カジュアルかつ締まりのあるコーディネートを組みたい方には、黒のキャップがおすすめです。おすすめはすっきりした印象とメタルタグのワンポイントが魅力の、wigensのBaseball capです。

黒のニット帽×くすんだブルーカーディガン

引用:WEAR

ニット帽はカジュアルさのあるアイテムですが、黒をチョイスすることで適度な上品さを演出できます。上記は黒のニット帽に黒スエードのローファー、黒スラックスを合わせ、上品にコーディネートをまとめています。

くすんだブルーのカーディガンがコーディネートに適度なゆったり感をプラスしているため、キメすぎていない、柔らかな印象のスタイルに仕上がっています。

くすんだブルーは清涼感もあるため、夏から秋にかけての季節の変わり目にもぴったりですよ。

上品にコーディネートをまとめたい方には、STETSONのCASHMERE KNIT WATCHがおすすめです。

黒のベレー帽×黒のカーディガン

引用:WEAR

カーディガンはその落ち着いた印象とこなれ感から、ベレー帽やハンチングなどのアイテムとよく合います。秋らしいベレー帽との合わせはキャップやニット帽に比べて難易度は上がる一方、上手く着こなせると一気に周りと差別化できます。

上記コーディネートでは全身を黒でまとめ、シャープなスタイルを演出しています。

コーディネートのポイント

  1. 全身黒のアイテムでまとめ、統一感を出している
  2. 首元に白を差し込むことで、重たくなりすぎないようにしている
  3. ベレー帽やメガネ、革靴でこなれ感を出している

ベレー帽で周りと差別化したい方は、初心者でもトライしやすいロレアルのコットンベレー帽「MAXI PLUMES」がおすすめです。

まとめ

この記事では、夏の終わりに持っておきたいカーディガンについて、以下3つのポイントを解説しました。

  1. カーディガンは細かな体温調節をしやすく、夏〜秋の季節の変わり目にぴったり
  2. 爽やかさと適度な温かみのあるカラーを選ぶことが、夏の終わりに合うカーディガンを見つける鍵
  3. 夏の終わりのカーディガンコーディネートの5つの例

最後に解説したとおり、帽子を組み合わせることでより簡単に、より洗練されたコーディネートを組みやすくなります。

初めての方はまずキャップやニット帽を利用して、カーディガンコーディネートを組んでみましょう。

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Writer執筆者紹介


松 はじめ

松 はじめ

東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)

リセット仕事服(技術評論社)