脱・部屋着感!ジョガーパンツで作る大人の洗練コーデ
ライター:真沙幸 監修:松はじめ
2025.02.10
リラックス感と洗練の両立を叶える「ジョガーパンツ」
近年、ファッションのトレンドとして「楽でおしゃれ」がキーワードとなっています。その中でも大注目なのが、スポーツウェアや部屋着のイメージが強かったジョガーパンツです。今やジョガーパンツは、デザインや素材次第で高級感ある大人のコーディネートにも取り入れられるアイテムへと進化しています。
この記事では、ジョガーパンツを部屋着感なく、洗練されたスタイルに仕上げる方法を解説します。日常を快適に、そしておしゃれに過ごすためのヒントをぜひ参考にしてください。
ジョガーパンツとは?
ジョガーパンツは、裾がゴムやリブになったパンツの一種です。動きやすさを重視したデザインで、スポーツやリラックスシーンで使われることが多いアイテムでした。しかし、素材やシルエットの進化により、大人のカジュアルファッションにも欠かせない存在になりつつあります。
特徴としては以下の3つが挙げられます
- 裾のリブ:脚のラインをスッキリ見せる効果があり、足元を際立たせます。
- ウエストゴム仕様:快適さと着脱のしやすさが魅力。
- 多彩な素材展開:スウェット素材からウール、ナイロンなど幅広い選択肢が存在します。
ジョガーパンツが大人におすすめの理由
ジョガーパンツには、大人の男性にこそ取り入れて欲しい理由があります。
1. 動きやすさと快適さ
ジョガーパンツはストレッチ性や柔らかい素材が多く、長時間の着用でも快適です。特にリモートワークや休日の外出時など、リラックスしながらもスタイリッシュに見せたい場面で大活躍します。
2. トレンド感と機能性のバランス
ジョガーパンツは、アスレジャー(スポーツとファッションを融合させたスタイル)のトレンドにマッチします。ラフすぎず、おしゃれな印象を与えるのがポイントです。
3. 幅広いコーディネートが可能
カジュアルだけでなく、きれいめコーデにも取り入れやすいのがジョガーパンツの魅力です。シャツやジャケットと合わせれば、簡単に大人の洗練スタイルが完成します。
大人のジョガーパンツ選びのポイント
ジョガーパンツを洗練されたコーデに仕上げるためには、選ぶ際に以下のポイントを意識しましょう。
1. 素材感を重視
スウェット素材のジョガーパンツは部屋着感が強くなりがちです。大人っぽく見せたいなら、ウール、ナイロン、コーデュロイなど上質な素材を選びましょう。高級感を与えるだけでなく、フォーマル寄りのコーディネートにも対応可能です。
2. シルエットの美しさ
ダボっとしたシルエットは部屋着っぽく見えてしまうため、スリムフィットやテーパードシルエットのジョガーパンツがおすすめです。脚がスッキリと見え、全体的なバランスが良くなります。
3. カラーはベーシックに
黒、グレー、ネイビーなどの落ち着いた色を選ぶと、どんなアイテムとも合わせやすく、スタイリングが楽になります。アクセントカラーを使いたい場合はトップスや小物で取り入れると、上手くまとまります。
ジョガーパンツ×帽子で作る大人のおしゃれスタイル
ジョガーパンツは、トップスや靴との組み合わせ次第で印象が大きく変わりますが、帽子をプラスすることで、より洗練されたスタイルを演出できます。帽子をうまく活用すれば、シンプルになりがちなジョガーパンツコーデをグッと引き締め、大人の余裕を感じさせるスタイルに仕上げることが可能です。
ここでは、ジョガーパンツと相性の良い帽子の種類とコーディネート例をご紹介します。
1. キャップで作るアクティブな大人スタイル

キャップは、ジョガーパンツの持つスポーティーな雰囲気と相性抜群のアイテムです。しかし、大人のコーディネートに取り入れるなら、選び方には注意が必要です。
ポイント:
- シンプルな無地のキャップを選ぶと、コーデ全体がまとまりやすい。
- ロゴ入りの場合は、派手すぎず、ワンポイントで主張できるデザインが◎。
- レザーキャップやスエードキャップを選ぶと、より大人っぽく上品な印象に。
おすすめコーデ:
- トップス:モノトーンのパーカーやニット
- ジョガーパンツ:スリムフィットのナイロンorジャージ素材
- 足元:シンプルなレザースニーカー
カジュアルすぎない洗練された雰囲気を演出したいなら、ジャケットやキレイめスニーカーと合わせるのもおすすめです。
おすすめシチュエーション:
ショッピング、カフェ巡り、スポーツ観戦
2. バケットハットで都会的なリラックスコーデ

バケットハットは、ジョガーパンツのカジュアルさを活かしつつ、モードな雰囲気をプラスできる便利なアイテムです。特に、ストリート系やミニマルなスタイルと相性が良く、コーデにこなれ感を出すのにぴったり。
ポイント:
- シンプルなモノトーンやアースカラー(ベージュ、カーキ、グレー)を選ぶと、落ち着いた印象に。
- コーデュロイやウール素材のバケットハットを選べば、秋冬らしいシーズナルなスタイルに。
おすすめコーデ:
- トップス:オーバーサイズのスウェットやロンT
- ジョガーパンツ:リラックス感のあるスウェット素材
- 足元:ボリューム感のあるスニーカー(ニューバランスやナイキのハイテクスニーカー)
カジュアルな雰囲気をキープしつつ、帽子がアクセントになるので、シンプルなコーデでもこなれ感が演出できます。
おすすめシチュエーション:
街歩き、旅行、リラックスした休日
3. ニット帽でシンプル&上品な秋冬コーデ

秋冬にジョガーパンツを取り入れるなら、**ニット帽(ビーニー)**との組み合わせがおすすめです。シンプルなジョガーパンツスタイルにニット帽を加えることで、ほどよい抜け感を演出できます。
ポイント:
- 無地で細めのリブニット帽なら、ミニマルで大人っぽい印象に。
- 少し折り返しのあるデザインを選ぶと、きちんと感がプラスされる。
- カラーは、ブラック、ネイビー、ダークグレーなど落ち着いたトーンが◎。
おすすめコーデ:
- トップス:タートルネックのニットやシンプルなコート
- ジョガーパンツ:ウールやスラックスライクな上品な素材
- 足元:革靴やサイドゴアブーツ
ニット帽をプラスすることで、カジュアルすぎず大人っぽさを保ったリラックススタイルが完成します。
おすすめシチュエーション:
冬のカフェデート、アウトドア、通勤カジュアル
帽子×ジョガーパンツのコーディネートで気を付けるべきポイント
ジョガーパンツに帽子を合わせる際、注意したいポイントは以下の3つです。
1. 帽子とジョガーパンツのバランスを考える
- ルーズすぎるジョガーパンツに、ボリューム感のある帽子を合わせると、全体的に野暮ったい印象になりがち。
- スリムフィットのジョガーパンツにはコンパクトなキャップ、リラックスシルエットのジョガーパンツには少しボリュームのあるバケットハットやニット帽を合わせるとバランスが良い。
2. カラーを統一して大人っぽく
- 帽子の色は、ジャケットやシューズと統一すると、コーディネートがまとまりやすくなる。
- モノトーンやアースカラーをベースにすることで、ジョガーパンツのラフさを抑え、洗練された印象に。
3. 季節感を意識する
- 春夏はコットン素材のキャップや軽めのバケットハット。
- 秋冬はウールやニット素材の帽子を選び、シーズンに合ったスタイルを作る。
まとめ:ジョガーパンツで楽チン&おしゃれを両立!

ジョガーパンツは、快適さとスタイリッシュさを両立できる優れたアイテムです。素材やシルエット、コーディネートの工夫次第で、部屋着感を完全に払拭し、洗練された大人のスタイルを楽しむことができます。
リラックスしたい日にもおしゃれを諦めたくない大人の男性にとって、ジョガーパンツは心強い味方となるでしょう。まだ試したことがない方は、ぜひこの機会にワードローブに取り入れてみてください!
この記事で紹介した商品
Writer執筆者紹介

松 はじめ
東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)