ボーダーTシャツのコーディネート!メンズ帽子のポイントも解説

ライター:神田聖成  監修:松はじめ

ボーダーTシャツは、ベースボールキャップやハットなど、幅広い帽子と相性がいいトップスです。

春から夏にかけて真価を発揮するボーダーTシャツは、メンズの必需品。
特に「20代後半〜40代」の男性は、着こなせるだけでぐっと「おしゃれ紳士」に近づきます。

今回の記事は、次のような方に向けて書いています。

  • ボーダーTシャツを買ったけど着こなすのが難しい
  • この夏はボーダーTシャツに挑戦してみたい
  • 周りの人から「おしゃれ」と言われたい

具体的なコーディネートも紹介するので、ぜひ今日から真似してみてください。
ボーダーTシャツを着こなして、「おしゃれ紳士」になっちゃいましょう。

ボーダーTシャツとは?

ボーダーTシャツとは「横縞模様の入ったTシャツ」のことを指します。
現在はレディースでも「定番のカジュアルアイテム」として広く親しまれているアイテム。
ボーダーの幅や色には様々なものがあり、最もオーソドックスなものは「青×白」の組み合わせです。

ボーダーTシャツの由来はフランス海軍の制服です。
また、漁師や船乗りに愛されてきたという背景もあり、「青×白」の爽やかなイメージが定着しているのも納得ですね。

ちなみに縦縞模様は「ストライプ」と呼ばれ、ボーダーとは区別されます。
この2つは、ファッション的にも全く違う印象を与えるもの。
「横縞=ボーダー」「縦縞=ストライプ」で覚えておきましょう。

ボーダーTシャツを着るメリット

ざっくりボーダーについてわかったでしょうか?
ただ、「横縞模様が入ったTシャツを着るとどんないいことがあるの?」
と疑問に思う方も多いはず。

これから、「ボーダーTシャツを着る3つのメリット」をご紹介します。

  1. すっきりとした印象や清潔感を演出できる
  2. 柄物の中でも圧倒的に扱いやすい
  3. 小物との相性がバツグン

元々船乗りや海兵さんが使っていたボーダーTシャツは、涼しげで、爽やかな印象が特徴。
メンズにとって特に重要な「清潔感」を演出するにはぴったりです。

また、夏におすすめするもう一つの理由は、「シンプルなコーディネートにアクセントを加えられる」から。
柄物の中でもボーダーTシャツは圧倒的に使いやすく、手軽におしゃれに見せられるアイテムなんです。

さらに、ボーダーTシャツは小物との相性がバツグン!!
帽子やメガネ、アクセサリーなどと合わせることでこなれ感が出るため、ぜひともこれらと合わせて使いたいところです。

ボーダーTシャツの着こなしコーディネートポイント

メリットがわかったところで、いざ実践。
「着用する」という観点から、ボーダーTシャツの着こなしポイントを2つご紹介します。

  1. 他のアイテムは極力シンプルにまとめる
  2. ボーダーTシャツと相性の良いアイテムを理解する

まず、「ボーダーTシャツを主役に」できれば、ひとまず大失敗はなくなります。

ボーダーに関する最も多い失敗は、
「ボーダーと他の柄を混在させることで、コーディネートがごちゃごちゃする」こと。
ボーダー以外を無地でシンプルなものに統一することで、この失敗だけはしっかり防ぎましょう。

さらに、ボーダーTシャツと相性の良いアイテムを知っておくことで、コーディネートが安定します。
まずはこれらのアイテムと合わせることで、ボーダーTシャツに慣れていきましょう。

ボーダーTシャツと相性の良いアイテム

  1. パナマハット
  2. デニム(ゆったりしたサイズ感が理想)
  3. 黒縁メガネ
  4. スリッポン(程よく上品さをプラス)
  5. ベースボールキャップ(ベージュ、ネイビーがおすすめ)

合わせるパンツはチノパンやデニムが特におすすめ。
タイトすぎず、少しリラックス感のあるパンツをチョイスしてみてください。
スリッポンも程よく大人っぽさを演出できるのでおすすめです。

そして何より欠かせないアイテムが「帽子」
ボーダーTシャツのコーディネートを成功させる鍵は、帽子にあると言っても過言ではありません。
まずはこれから紹介する帽子を合わせることで、「大人かっこいい」ボーダーTシャツコーデを完成させましょう!

っと、その前に、ボーダーTシャツを「選ぶ」際の注意点だけ先にお話ししておきます。

ボーダーTシャツの注意点

ボーダーTシャツの「選び方」の観点から、注意点を1つだけ挙げておきます。
それは、「ほんの少しオーバーサイズを選ぶこと」です。

昨今はやや大きめのサイズ感がトレンド。
いつもの感覚でジャストサイズを選んでしまうと、失敗する可能性が上がります。
オーバーサイズすぎるのもだらしないので、以下のポイントで選んでみてください。

  1. 着丈は足の付け根くらいの長さのものがベスト
  2. 1.に合わせて、袖丈は肘上4~5cmのものをチョイス

この2つを軸に選んであげると、ぴったりのサイズ感を見つけられるでしょう。
(※着丈→トップスの縦のながさ/袖丈→袖のながさ)

ボーダーTシャツに合う帽子

帽子はボーダーTシャツのコーディネートを成功させる上で鍵となるアイテム。
ボーダーTシャツに帽子を取り入れられると、「おしゃれ紳士」に一気に近づきますよ。

今回は先ほどあげた2種類の帽子について、詳しく紹介します。

パナマハット

PALETA(パレッタ) ナチュラル

上品でいて、夏らしい涼しげな印象を与えられる帽子の代名詞がこの「パナマハット」。
ボーダーTシャツとの相性は抜群。
どちらも「大人っぽさ」「こなれ感」を演出するのに最適なアイテムです。

写真の帽子は、本場エクアドルのブランド「ELOY BERNAL」のパナマハット

PALETAというモデルの中でも、クリーンで抜け感のあるナチュラルカラーをチョイスしています。

・ベースボールキャップ

Baseball Classic Cap Hopsack Linen(ベースボールクラシックキャップ ホップサックリネン)W120460 サンド

今や多くの人が一つは持っているであろう帽子、「ベースボールキャップ」。
ボーダーTシャツと合わせることで、コーディネートをカジュアルにまとめられます。

今回は、夏らしい「リネン素材」をチョイス。
写真の帽子は、「wigens」というスウェーデンのブランドのベースボールキャップです。

「ベースボールクラシックキャップ ホップサックリネン」のサンドカラーはとても大人っぽく、それでいてカジュアルにコーディネートをまとめてくれます。

・ハンチング

Orlando Cotton(オーランド コットン) G29922210 オリーブ

冒頭の画像の男性のように、渋くキメるのもかっこいいです。

「コーディネートに落とし込むのが難しいかも……。」
こう感じる人が多いハンチング。
実はとても使いやすく、コーディネートを手軽に格上げしてくれるアイテムなんです。

冒頭の男性のように渋くまとめるコツは、あえて「くすんだトーンでまとめる」こと。
ボーダーTシャツをグレーや黒ベースに、ハンチングをオリーブやカーキにすることで、渋カッコよくまとまります。

写真のハンチングは、80年以上の伝統を持つ「Gottmann」のOrland cotton。
カラーはオリーブです。

まとめ

ボーダーTシャツを着こなすコツやコーディネート、合う帽子やアイテムについて解説してきました。
ポイントを3点にまとめました。

  • ボーダーTシャツを”着こなす”ことで、「おしゃれ紳士」になれる
  • シンプルさと小物使いでボーダーは最強の夏のお供になる
  • ボーダーTシャツコーデ成功の鍵は「帽子」にあり!

とはいえ、いきなりおしゃれになるのは難しいものです。
今回紹介した帽子を以下にまとめておくので、まずは気軽にチェックしてみてください。

帽子専門店「時谷堂百貨」では、”無料サイズ交換”、”送料無料”なので、サイズが合わなくても大丈夫。
一緒に「おしゃれ紳士」を目指していきましょう。

また、コーディネートについては、「MEN’SFASHION PLUS(メンズファッションプラス)」も大変参考になります!ぜひチェックしてみてくださいね。

この記事で紹介した商品



Writer執筆者紹介


松 はじめ

松 はじめ

東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)

リセット仕事服(技術評論社)