初秋のコーデが難しい!!コーディネートを格上げするアウターと帽子の選び方
ライター:神田聖成 監修:松はじめ
2023.08.10
※今回紹介する帽子は、画像をタップすることでオンラインストアに飛べます。
気になったら画像タップして、詳細をチェックしてみてくださいね。
初秋到来!! 1つは持っておきたいアウターとは?
初秋と言えば、朝晩の冷え込みが始まり、日中との差が日に日に大きくなる季節。
ここで活躍するのが「ライトアウター」です。
薄手のジャケットやカーディガンは、まさに初秋の温度変化に対応するのにピッタリなアイテム。
一枚持っておくだけで、コーディネートの幅がぐっと広がります。
そして、アウター選びの際に注目したいのが「汎用性」です。
初秋は、まだまだ日中の暑さが残る反面、朝晩の冷え込みが厳しくなるなど、温度差が大きい時期。
そのため、様々な気温に対応できるライトアウターを選ぶことが重要となります。
その他のポイントとして、「カラー選び」が挙げられます。
初秋は、明るく爽やかな色から秋らしい深みのある色へと移行する時期。
アウターの色味にもそれを反映させると、季節感が出ておしゃれに見えます。
ネイビーやカーキ、ブラウンといった落ち着いた色味を基調にすることで、初秋らしい季節感を演出することができます。
初秋に大活躍するライトアウターとは?
初秋の季節は、涼しい日もあれば、寒さを感じる日もあります。そんな季節にピッタリなライトアウターの素材には、どのようなものがあるでしょうか。
- ナイロン
- コットン
- ウール
素材別に見ていきましょう。
まずはナイロン素材です。軽量で耐久性に優れ、ある程度の風を防いでくれます。
さらに水に強いので、急な雨でも安心。
ナイロンを使ったアイテムとしては、マウンテンパーカーやウィンドブレーカーがおすすめです。
しかし、保温性はあまり高くないため、初秋の冷え込む日には中に暖かいアイテムをレイヤードすると良いでしょう。
次にコットン素材。通気性が高く、肌触りも良いため、初秋の温度変化に対応するのに適しています。
デニムジャケットやミリタリージャケットは、初秋のカジュアルコーディネートにぴったりのアイテムです。
どのアイテムにも一般的に使われているので、ベーシックなアイテムをコットン素材のもので揃えると良いでしょう。
最後にウール素材。暖かみがありながらも、通気性にも優れているため、初秋の微妙な温度差に対応します。
薄手のウールカーディガンやウールブレンドのライトコートは、初秋のちょっとした冷え込みに対応できるアイテムです。
朝早くや夜遅くに外にいなければいけない場合、ウールを使ったコーディネートを考えると安心して過ごせます。
引用:tomorrowland online スタイリング詳細 Tsukinari / 175cm/
それぞれの素材の特性を理解して、初秋の気候に合ったライトアウターやコーディネートを選びましょう。
コーディネートを格上げする帽子はどう選ぶ?
秋の装いを格上げするポイントとなるのが帽子の選び方。
今回は、素材と役割の二つの視点からお話ししていきます。
素材で選ぶ
初秋におすすめの帽子の素材といえば、やはりコットンやウールが挙げられます。
コットン素材の帽子は、通気性が良く、柔らかな肌触りが特徴。
気温がまだ高い初秋には、頭部を適度に冷やしたり、寒さから身を守ったりしてくれます。
また、ウール素材の帽子は、暖かみがありながらも通気性に優れています。
ファッション的にも秋らしい印象を与えることから、初秋におしゃれに見える素材でもあります。
寒暖差のある初秋の季節には、これらの素材を検討してみると良いでしょう。
役割で選ぶ
帽子を選ぶ際のもう一つのポイントは、その「役割」です。
帽子がコーディネートの主役となる場合と、アクセントとなる場合とで選び方が変わってきます。
まず、「帽子が主役」の場合。
存在感を放つハンチングやベレー帽がおすすめです。
特にベレー帽は、個性を表現するのに最適なアイテムです。秋らしいカラーである深めの赤やブラウンなどを選べば、一気に季節感を出すことができます。
その際、他のアイテムはトーンダウンさせ、帽子を引き立てるというスタイルがオススメです。
一方、「帽子がアクセント」の場合は、シンプルで落ち着いたトーンのニット帽が良いでしょう。
シンプルなデザインのものを選べば、どんなスタイルにも合わせやすいですし、全体のバランスを整えてくれます。
カチッとしすぎたコーディネートや、何か足りないと感じるコーディネートも、ニット帽がすっきりとまとめてくれる…
そんな役割をはたしてくれる万能アイテムです。
季節の変わり目におすすめ!!一歩先を行く「アウター × 帽子」コーデ
1.知的さと季節感のいいとこどりができる「ベレー帽×ライトアウター」コーディネート
ベレー帽は「奇抜」という印象をよく持たれます。
ただ、黒のベレー帽は、一般にイメージされるよりもずっと落ち着いた印象を与えます。
上品で知的な印象を演出できる黒のベレー帽は、大人の男性に最適。
秋らしさを感じさせながら、上品に仕上げることができます。
こちらのベレー帽はコットン100%で通気性も抜群。
残暑〜冬に大活躍してくれること間違いなしです。
次は同じ種類の帽子でも、デザインの効いた深い赤色のベレー帽を紹介します。
アウターは黒のトレンチコートがおすすめ。
黒のトレンチコートを主役に持ってきながらも、赤のベレー帽をアクセントに効かせるのがポイントです。
大人の落ち着きと季節を捉えたこなれ感を演出できます。
「そうはいっても、デザインのあるものは難しいし……」
「赤が秋にはおしゃれなのはわかっているけど、着こなす自信がない」
こう思う方も多いですよね。
そんな方におすすめなのが、「このベレー帽以外を全てモノトーンにする」というコーディネート方法です。
モノトーンとは、白、黒、グレーの3色。
この方法を使うことで、一気に色物の使い方が簡単になります。
3.ニット帽で実現するミニマル大人コーディネート
こちらはニット帽を使ったコーディネート。
冬っぽい格好になりますが、配色やまとめかたなどがとても参考になるため、チョイスしました。
ポイントは大きく分けて3つ。
- 黒とベージュで統一しており、ミニマルな印象を演出
- 細身のシルエットを意識してきれいなIラインを作っている
- ニット帽と小物の色を合わせることで統一感を出している
この3つがうまく噛み合っているからこそ、カジュアルすぎない上品なニット帽コーディネートが成立しています。
初秋のコーディネートでは3つのポイントを参考にして、以下のようなコーディネートができます。
- 1. ニット帽×ベージュのスイングトップ×黒のデニム×革靴
- 2. ニット帽×黒のニットトップス×やや太めのスラックス×革靴
スイングトップとはゴルフでお馴染みの、丈の短いライトアウター。
大人っぽさを演出するにはぴったりです。
帽子とトップスをニット素材でまとめるのも、初秋らしさがあります。
薄手のニットとニット帽で秋冬を先取りするのも、周りと差別化する一つのポイントとなります。
最後に
初秋のコーディネートについて解説してきました。
ファッションと着心地の両立が難しい季節だからこそ、今一度ファッションに目を向け、おしゃれになるチャンスが大いにあります。
まずは自分にぴったりのライトアウターを選びましょう。
そこから、今回紹介した帽子や他のアイテムなどを組み合わせ、初秋を満喫する準備を始めていきましょう。
「秋口には欲しかったアウターや帽子が売り切れていた……」
なんてこともよくあります。
今のうちにお気に入りの帽子やアウターを見つけ、早めに初秋の準備を整えてくださいね。
この記事で紹介した商品
Writer執筆者紹介
松 はじめ
東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)