「だらしなくならない!大人のためのスウェット・パーカー着こなしのコツ」
ライター:神田聖成 監修:松はじめ
2024.04.12
春が近づくにつれ、スウェット・パーカーを着用する機会も増えたのではないでしょうか。
スウェットやパーカーは着ていてラクなうえ、さまざまなスタイルに馴染むおしゃれアイテムです。
ただし、うまく気こなさなければスウェット・パーカーはだらしない印象を与えます。
スウェット・パーカーをおしゃれに着こなすコツは、以下の3つです。
- サイズ感
- 素材感
- カラー
スウェット・パーカーの着こなしポイントを押さえれば、春をより楽しめるでしょう。
この記事の結論
・「ちょうどいいオーバーサイズ」が今のトレンド
・適度な厚さのコットンスウェットを選べば、上品に着こなせる ・小物や帽子をプラスすることで、周りと一気に差別化できる |
スウェット・パーカーの適切なサイズを知る
スウェット・パーカーを着こなすうえで最も重要なのが「サイズ感」です。
サイズ感を間違うと一気にだらしない印象になり、どれだけ他がよくてもダサ見えします。
スウェット・パーカーを選ぶ際は、以下の3つを厳守してください。
- お尻が隠れない程度の着丈
- 袖丈は1〜2回折ってぴったりの、やや長め
- 肩線がやや落ちたオーバーサイズのシルエット
最も重要なのは「着丈」です。
後ろから見たらお尻が隠れ切らない程度、前から見たら股上よりわずかに上を選ぶとだらしなく見えません。
袖丈は1〜2回折ってぴったりの長さを選べば、程よく溜まりができてこなれ感を演出できます。
またトレンドに合ったスウェット・パーカーを求めている方は、肩線が腕にかかるオーバーサイズシルエットを選択しましょう。
上記画像を参考に選ぶと、失敗しません。
質の良い素材のスウェット・パーカーを選ぶ
引用:BAYCREW’s STORE
大人っぽくスウェット・パーカーを着こなしたい方は、質の良い素材で上品さを演出しましょう。
上品に着こなすことで子供っぽく見えたり、だらしなく見えたりを回避できます。
上品見えする素材を選ぶ時は、以下の3素材がおすすめです。
- コットン(綿)
- シルク(絹)
- ポリエステル混
コットンやシルクといった天然素材のスウェット・パーカーを選ぶことで、子供っぽく見えるのを防げます。
ポリエステル混もガシガシ洗えて使いやすいのでおすすめです。
ただし、ポリエステルの割合は50%以下のものを選びましょう。
質感の上品な素材を選ぶことで、大人っぽくスウェット・パーカーを着こなせます。
これで間違わない、スウェット・パーカーのカラーの選び方
スウェット・パーカーを選ぶ際は、カラー選びのポイントを押さえておきましょう。
スウェット・パーカーのカラー選びを間違えないためのポイントは、以下の3つです。
- 基本は黒・白・グレーのモノトーンを選ぶ
- カラーを取り入れる際は「季節感」を重視する
- 他に色物を選ぶ際は目立たないカラーが無難
スウェット・パーカーは、他の服に比べてラフな印象が強いです。
ただでさえラフなスウェットに間違った色を重ねると、だらしない印象が出るのは当然でしょう。
スウェット・パーカーを取り入れる際は、上品な印象を持つモノトーンカラーを選ぶのがおすすめです。
特に初心者の方はモノトーンのスウェットを選ぶだけで、失敗する確率をグッと抑えられます。
どうしてもカラーを取り入れたい方は、季節感を押さえた色味をチョイスしましょう。
その季節らしい色を取り入れることで、自然な印象を与えられます。
スウェット・パーカーのレイヤードスタイルでこなれ感をプラス
スウェット・パーカーを上品に魅せるテクニックに「レイヤード」があります。
レイヤードを挟むことでのっぺりした印象が消え、コーディネートにこなれ感を演出できます。
レイヤードとは「重ね着」を指し、スウェットの下の重ね着を少し見せる着こなし術です。
引用:WEAR
特にモノトーンやネイビー、ベージュでコーディネートを組む際は、レイヤードが真価を発揮します。
上記の写真もレイヤードがなければのっぺりして見えますが、白が入ることでコーディネートにメリハリが生まれました。
レイヤードで見せる長さは、長すぎても短すぎても逆にだらしなく見えます。
まずは「5cm前後」を目安にレイヤードしてみましょう。
レイヤードを使いこなせれば、着こなしのレベルはグッと高まります。
帽子をプラスしてスウェット・パーカーの上級者コーディネート
スウェットに帽子をプラスすることで、よりこなれた印象の上級者コーディネートが完成します。
自分の好みに合った着こなしは、ぜひコーディネートに取り入れてみましょう。
- ニット帽×コート×パーカーのおしゃれカジュアルコーデ
- ニット帽×スウェット×スニーカーのスポーティコーデ
- キャップ×スウェットのレイヤードカジュアルコーデ
ニット帽×コート×パーカーのおしゃれカジュアルコーデ
引用:VOGUE FRANCE
このコーディネートではコートをカジュアルに着こなすことで、上品さとカジュアルさを両立しています。
パーカーの役割は「カジュアルダウン」です。
ニット帽やスニーカーと組み合わせられ、カジュアルさをより引き立てています。
コートやパーカーに合わせる帽子を探している方にはいかがおすすめです。
(CASHMERE KNIT WATCH(カシミヤニットワッチ)SE570 チャコールグレー)
カジュアルながら最高品質のカシミヤを使っているため、上品さを崩さずコーディネートを組めます。
ニット帽×スウェット×スニーカーのスポーティコーデ
日頃からラフで、スポーティな格好を好んで着用する方には、ニット帽とスウェットの組み合わせがおすすめです。
スニーカーと合わせて着用することで、カジュアルにコーディネートを統一させられます。
ただし、この時のスウェット選びは「素材感」と「カラー選び」が特に重要です。
カジュアルに統一する際は子供っぽく見えないよう、落ち着いたカラーと上品な素材感を選択しましょう。
キャップ×スウェットのレイヤードカジュアルコーデ
スウェットと帽子はどちらもカジュアルに着こなせるアイテムで、相性抜群です。
モノトーンで統一することで、大人っぽいカジュアルなスタイリングを実現できます。
この写真のように、基本モノトーンでコーディネートを組むと子供っぽく見えません。
ネイビーキャップはアクセントとして使われています。
キャップを取り入れてこなれ感を演出したい方には、以下がおすすめです。
(Cap Cotton Washer(キャップ コットンワッシャー) D1695 ブラック)
コットンの上品な素材感で作られているため、カジュアルながらも上品さをプラスできます。
まとめ
スウェット・パーカーを大人っぽく着こなすためのポイントは、以下の3つです。
- 自分の体にあったサイズ感
- 上品見えする質の良い素材感
- 大人っぽさを演出するカラー選び
なかでもサイズ感は少し間違うとコーディネートを台無しにしてしまうため、慎重に選びましょう。
初心者の方は質の良い素材感で、モノトーンのスウェット・パーカーから始めてみましょう。
スウェット・パーカーをうまく着こなすことで、春のコーディネートを一気に差別化できます。
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Writer執筆者紹介
松 はじめ
東京・表参道のオーダーサロン「ボットーネ」オーナー。
20代で起業し、政治家、経営者、芸能人、プロスポーツ選手など自身も3,000人以上の仕立服を手がける。
映像制作、企画を行う株式会社メディコ代表。
YouTubeチャンネル「メンズファッションTV」をはじめ、オンラインスクール運営やブログなどで情報発信を行う。
著書に、リセット仕事服(技術評論社)