キャスケット 商品一覧
キャスケットは、ニュースボーイキャップの別名があるように、かつて新聞配達の少年たちがかぶっていたものとして映画等でおなじみの帽子です。いわゆるハンチング帽より丸みがあるふっくらしたシルエットと、どことなくレトロな雰囲気が特徴で、身に着ける人に若々しい印象を加えてくれます。キャスケットは、広義ではハンチングの一種ですが、日本においては一般的に別の種類のものとして扱われることも多い帽子です。
クラウントップ(頭頂部)の天ボタン(くるみボタン)を中心に、複数枚の布を縫い合わせたふっくらボリュームのあるフォルムが特徴で、6枚はぎあるいは8枚はぎものが主流になっています。他に2枚はぎ、4枚はぎのものもあります。
キャスケットとは、フランス語で「かぶと・ヘルメット」を意味する「カスク」が語源で、まびさしと呼ばれる前方だけのつば(バイザー)がある帽子のこと。その意味では、マリンキャップ、ベースボールキャップ(野球帽)なども、広くキャスケットの仲間と言えます。
キャスケットは、19世紀から20世紀初頭にかけて欧米の若者や労働者の間で流行したことから、外国映画の中でもよく目にする帽子です。現代では、男女を問わず人気があります。
労働者層に支持されてきた歴史をもつキャスケットですが、その由来であるハンチング帽が英国貴族の乗馬・狩猟用の帽子であり、そうしたハンチング帽と外見的に違いがないことも多いため、「キャスケット=労働者の帽子」と単純には定義できない点もあります。
ちなみに別名のニュースボーイキャップは、アメリカで新聞売りがかぶっていたことから定着した呼称です。その他、カスケット、レーニン帽、ベーカーボーイキャップ、ギャツビー、エンジェルハット、風船帽などの別名もあります。
秋冬物としては、ウール、ツイード、レザー(皮革)などを素材に用いたものが多く、春夏物としては、綿(コットン)、麻(リネン)などの素材がよく用いられます。
元々はハンチングと同じく男性用(メンズ)の帽子ですが、そのふっくらとしたフォルムに独特の可愛らしさがあり、いわゆる「小顔効果」も期待できることから、キャスケットは現代において若い女性の間(レディース)でも大変人気があります。
また男性にとっても、ハンチングや野球帽と比較して、かぶっている人が少ない傾向があるので、いつものコーディネートにキャスケットを取り入れるだけで、手軽にオシャレな雰囲気を演出できるというメリットがあります。
時谷堂百貨では、実用とオシャレを両立させた人気のキャスケットを多数ラインナップしています。春夏、秋冬ともに、豊富なラインナップの中からお気に入りの一点を見つけてください。
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