HERMAN(ヘルマン)ブランド紹介
1874年創業、ベルギーの老舗帽子ブランド・ヘルマンは、「帽子を愛する全ての人々へ、最高の帽子を届ける」という理念の元、次々と素晴らしいコレクションを世界中に送り出しています。厳しい世界市場を視野に入れるヘルマンの姿勢は、その品質をより高みへと導き、各国の帽子ファンに喜びと感動を送り届けています。
ヘルマン ブランド紹介
ヘルマンとは
ベルギーの老舗帽子ブランド・ヘルマンは、1874年の創業以来100年以上もの間、ハイクオリティでオリジナルな帽子コレクションを世界に提供する国際的企業です。
ヘルマンの願いは、全ての帽子ファンに“最高”の帽子を届けることで、理想実現に向けての努力を怠りません。
あらゆる季節、スタイル、素材をカバーする比類のない帽子を製造し続けることも、努力のうち一つです。伝統的な帽子、スポーティな帽子、最先端の流行を取り入れたモダンな帽子まで、種類を問わず意欲的な開発を行い、常に多彩なラインナップで帽子ファンを楽しませています。
“最高”への探求は、国内に留まりません。高い品質を保ったオリジナル・デザインの帽子を実現するため、ヘルマンは各国に独自のネットワークを開拓しています。ネットワークはヨーロッパ、南米、アジアなど多岐に渡り、その全てが、優れた特性と知識を持つ最高のサプライヤーです。
さらに、世界の帽子愛好家のため、ヘルマンは、ヨーロッパの中心地、リヨンの営業所、ルマンの生産工場など、ベルギーに理想的で現代的な物流センターを持ち、帽子コレクションの創造から流通まで、全てを統合的にマネジメントしています。
厳しい世界市場を視野に入れるヘルマンの姿勢は、彼らが生み出す帽子コレクションの品質をより高みへと導いています。
「最高の品質を誇る帽子を、世界中に届けたい」――その願い通り、全ての帽子は最高の品質基準を満たしており、世界の帽子ファンに喜びと感動を送り届けています。老舗ヘルマンによる“最高”の帽子を被るとき、貴方の心は深い満足感に包まれることでしょう。
CEO Alexandre Herman からのメッセージ
日本の皆様へ
日本の皆さん、こんにちは。
私の名前はアレキサンダー・ヘルマン、1874年から続く帽子メーカーヘルマンのオーナーです。私はヘルマン一族の五代目に当たります。
私は日本の方々に、我々のブランドと帽子を紹介できることを、とても誇りに思っています。世界で最も要求の厳しい市場の1つに参入する機会を得ることは、大きな賞賛と名誉です。
ヘルマンのすべての製品は、最高の品質基準を満たしています。
我々のデザイナーとメーカーは、訓練を受けたプロフェッショナルであり、その唯一の目的は、あなたに“最高”の帽子をお届けすることです。
当社の製品は、ファッション、伝統、快適さ、伝統と現代の完璧な組み合わせを象徴しています。
Alexandre Herman ― CEO of HERMAN
日本の皆様へ
日本の皆さん、こんにちは。
私の名前はアレキサンダー・ヘルマン、1874年から続く帽子メーカーヘルマンのオーナーです。私はヘルマン一族の五代目に当たります。
私は日本の方々に、我々のブランドと帽子を紹介できることを、とても誇りに思っています。世界で最も要求の厳しい市場の1つに参入する機会を得ることは、大きな賞賛と名誉です。
ヘルマンのすべての製品は、最高の品質基準を満たしています。
我々のデザイナーとメーカーは、訓練を受けたプロフェッショナルであり、その唯一の目的は、あなたに“最高”の帽子をお届けすることです。
当社の製品は、ファッション、伝統、快適さ、伝統と現代の完璧な組み合わせを象徴しています。
Alexandre Herman ― CEO of HERMAN
ヘルマンの歴史
1871年1月、欧州では再び普仏戦争が勃発し、厳しい情勢を迎えていました。後にヘルマンの創業者となる若きジャスティン・ヘルマンは、激動の時代の中、無謀ともいえる旅立ちを決意します。この決断を後押ししたのは、祖父がいつもジャスティンに言っていた言葉でした。「いつ自分の運命を決めるんだ?行動するなら今だぞ」
彼は覚悟を決め、後にオリエント急行と呼ばれる列車に乗ってパリに向いました。その車中で、気立ての良い帽子の営業マンと出会います。営業マンによると、悲しいことに鉄道は彼の仕事の終わりを告げているというのです。この先、もう旅行に帽子は必要されなくなると語るのでした。
営業マンの話を聞いたジャスティンは、逆に帽子ビジネスが市場で広がっていく大きなチャンスを見出しました。彼の目には、鉄道を始めとする新たな交通網の発展が、世界を小さくすると見えたのです。地域や国々の距離は縮み、今まで開拓が困難であった新しい市場にたどり着けるとの直感がありました。
「いつ自分の運命を決めるんだ?行動するなら今だぞ」――ジャスティンはすぐさま帽子メーカーになることを決意します。旅先のウイーンに着いてすぐ、ベルギーにとんぼ返りをして事業を立ち上げようかとも考えましたが、まずは見聞を広げてから帰国することにしました。
彼の帽子コレクションの多彩なスタイルは、全てがこの旅から始まりました。旅は長きに渡り、やがて欧州から海を越え、アメリカ東海岸へも足を向けることとなります。
欧州では、ヨーロッパ上流社会の優雅さから刺激を受けました。先進的なボストンやニューヨークでは、彼の基礎となるアイデアが固まってきます。
国々を巡る内、アイルランド系の湾港労働者のキャップ、大衆のフェルトハット、ニューヨークの貴婦人の優雅なキャプリーヌなど、どの社会、どの階級でも、帽子は人々のプライドをもって被られていることを学んだのです。
1874年4月――ヘルマン創業の年、とうとうベルギーに帰国。
彼がふるさとの地を踏んだのは、旅立ちから3年後のことでした。
ジャスティンにとって、祖父のアドバイスは、人生を切り開いていく上で間違いなく一番大切な贈り物となりました。祖父の言葉が彼の旅立ちを勇気づけ、彼はベルギーの老舗帽子ブランドヘルマンの伝説を作り始めるに至ったのです。
ジャスティンの勇気と伝統を引き継いだ今日のヘルマンは、事業を拡大し、創業者の目論見通りベルギーだけでなく世界の帽子市場に向けて製品を提供し続けています。毎年新しい視点を取り入れ、世代、階級、社会を問わず、帽子を愛する全ての人のために、オールシーズン新しいコレクションが創造されています。
ヘルマンギャラリー
ベルギーが誇るヘルマンのコレクション
創業者ジャスティンが持つ先見の明は、今日第五世代となるCEOのアレキサンダー・ヘルマンに受け継がれ、「帽子を愛する全ての人々へ、最高の帽子を届ける」という理念の元、次々と素晴らしいコレクションを世界市場に送り出しています。
モダンなファッション性、伝統の品格、快適な被り心地。老舗の誇りをかけて生み出される芸術的な帽子は、全ての帽子ファンにぜひお試しいただきたい名品です。
ベルギーの老舗帽子メーカーヘルマンによる、ヨーロッパの伝統とモードなファッション性が融合する上質な帽子を、ぜひご自身の目でお確かめください。
ヘルマンの帽子について
ヘルマンの帽子は、多彩なラインナップを実現するため、世界中のあらゆるネットワークを駆使して作り上げられます。最高品質の帽子を生み出し、世界中のニーズに応えるため、ヘルマンは今日も世界を飛びまわっています。
ヘルマンの中折れハット
ヘルマンの中折れハットは、オリジナル・デザインを忠実に表現するため、世界各国の厳選されたネットワークを介して制作されます。
老舗の慧眼をもって築いた人脈の先にあるのは、優れた知識と技術を備えた只ならぬ職人やサプライヤー達です。ヘルマンが志す“最高”の帽子を実現するため、彼らは協力を惜しみません。
例えばパナマハットは、発祥地にして本場エクアドルの熟練職人が、トキヤ草を手編みして仕上げています。
エクアドル発祥の植物トキヤ草が用いられた伝統的な帽子は「本パナマ」と呼ばれ、他の草とは別格として区別されています。ヘルマンのパナマハットはもちろん「本パナマ」であり、手間暇のかかる伝統的な手法を用いて製造されています。
細かいトキヤ草の束が職人の手で一つ一つ編み込まれる様は、圧巻の一言。薄く細い繊維をまるで革のように滑らかに、紙のように薄く編み上げてゆきます。本場エクアドルの職人にしか成し得ない、エクアドル固有の伝統技術と言えましょう。
このように、国境という枠組みを越えて各国の優れた職人たちと独自のネットワークを築き、全てを統合的にマネジメントすることで、ヘルマンは比類なき中折れハットを生み出しています。 世界を股にかけ、常に“最高”を目指す姿勢が、ヘルマンのコレクションを世界的品質に高めているのです。
ヘルマンのハンチング
ヘルマンのハンチングは、多彩なラインナップが魅力です。定番のコットンに始まり、革やシルク等の一風変ったものまで、あらゆる素材やデザインで被る人を楽しませてくれます。
高い品質を保ったオリジナル・デザインのハンチングを実現するため、ヘルマンは世界各国に独自のネットワークを開拓しています。ネットワークはヨーロッパ、南米、アジアなど多岐に渡り、その全てが、優れた特性と知識を持つ最高のサプライヤーです。
サプライヤー達と議論を重ね、吟味の上で厳選される素材は、各プロフェッショナルの手に渡り、様々な工程を経て、美しい見た目、上質な被り心地を兼ね備えたハンチングへと仕上がりとなります。
ハンチングは、誰もが知っている定番の帽子だからこそ、素材や作りの良さがハッキリと引き立ち、この帽子ならではの難しさがあります。
シンプルだからこそ、奥が深い――ヘルマンはこの真理を熟知し、妥協を許さず、大人が被るにふさわしい最高品質のハンチングを作り続けています。
装いに合わせやすいハンチングは、気づけばついつい毎日被っているもの。バラエティ豊かなヘルマンコレクションの中から、貴方だけの日々の相棒を見つけてください。
ハンチングの歴史
ハンチング帽の起源は19世紀半ばのイギリスに遡ります。富裕層の間で動きづらいシルクハットが主流であった時代、乗馬や狩猟に向けたアウトドア用の帽子として生み出されたのが、ハンチング帽でした。
上流階級に端を発するものの、頭の形にフィットし動いてもずれにくく行動的なハンチング帽は、実用性の高さから庶民の間にも広がってゆき、やがて庶民のシンボルとして親しまれるまでに普及してゆきます。日本では明治時代、商人が被る帽子として普及しており、やがてドラマの影響を受け、刑事や探偵が被る帽子というイメージも持たれるようになります。
カジュアルで気軽に被る事のできるハンチングは、アクティブな印象の中に上品さや落ち着きも併せ持ち、世代を問わず人気の高い帽子です。
ヘルマンヘルマン メイキングギャラリー
ヘルマンのデザイン
チョコレートやビールで知られるベルギーですが、ファッション業界においても重要な位置を占めています。
90年代、6名のファッション・デザイナーからなるチーム「アントワープ・シックス」が世界中で大注目を集めました。彼らは全員がベルギーのアントワープ王立美術アカデミー出身者で、アカデミーの名を知らしめると共に、都市アントワープの古風なイメージをモードなファッション街へと塗り替えます。
アントワープ王立芸術アカデミーは、1663年設立、350年以上もの歴史をもち、欧州で最も歴史のある名門芸術学校のうち一つ。ファッション業界において、当校のファッション学科は、世界3大校(*)に数えられています。*他、セントラル・セントマーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン(ロンドン)、パーソンズ・スクール・オブ・デザイン(ニューヨーク)が数えられる。
アントワープ・シックスの活躍以来、アカデミーは続々と世界的デザイナーを輩出し、アントワープもファッションの発信地として国際的に注目を集め続けています。
ベルギーにはお洒落な人々が多いと言われますが、その背景の一部には、世界最先端のアントワープ・ファッションがベルギー全体のモードを牽引し、美的センスを底上げしている事実があるのではないでしょうか。
ベルギーに脈々と流れるファッションへの高い意識、そのエッセンスを存分に詰め込んだヘルマンの帽子は、洗練されたデザインに定評があります。
豊かな創造性、それを実現へと導く卓越した技術、長い歴史で培われた素材への審美眼。この三拍子をもって、ヘルマンは世界の帽子市場に“最高”を届けています。