DAKS(ダックス)ブランド紹介
ダックス ヒストリー
1894年、シメオン・シンプソン氏がロンドン、ミドルセックスストリートに小さなテーラーを創業。
年月と共にその業績を拡大し「SIMPSON SUITS」として、やがて英国内で大きな評価を得るようになりました。
1917年、創業者の次男アレクザンダー・シンプソン氏が事業に参加するころには、S.SIMPSOM LTD.は3.000人もの職人を有する工場を持つまでに発展しました。
また、1934年には、「DAKS TOP」と呼ばれるウエストに伸縮自在のゴムを配した、画期的なベルトレス・スタイルのスラックスを発明。色や素材についても、それまでのグレーのフラノという既成概念を破り、あらゆる素材を使用し、50色に及ぶカラーバリエーションのスラックスを創出。ベルトやサスペンダーを欠かすことができずに何かと行動に規制の多かった英国紳士のスラックススタイルに大きな変化をもたらしました。
この時、父の愛称「DAddy」とスラックス「slacKS」から考え出した「DAKS」ブランドが誕生したのです。また同時に、それまで「SIMPSON」ブランドであったスーツ、ジャケット、コートも「DAKS」ブランドに変更し販売を開始しました。
「DAKS TOP」は自由な動きを可能にする「THE COMFORT IN ACTION TROUSERS」として脚光を浴び、「DAKS」のスラックスはクリケット、テニス、ゴルフの英国ナショナルチームのユニホームに採用されるなど飛躍的な成長をとげました。
1936年にはピカデリーに「シンプソン・ピカデリー(百貨店)」をオープン。
その後も、アレクザンダー・シンプソン氏及び後継者のサミュエル(Dr.レオナルド)・シンプソン氏が揃って「高品質、適正価格」の原則を堅持し現在の名声を得るようになりました。また、1937年末には婦人服分野にも進出し、紳士服製造工程のノウハウを駆使し本格的なテーラージャケット、スカート、コート、アクセサリーの販売を始めました。
「DAKS」は、今や単なる紳士服メーカーから脱却し、帽子やネクタイ、マフラーセーターから、バッグ、シューズ等あらゆるアクセサリーを販売し、頭の先から足の先までカバー出来るよう商品群は拡大されています。
また、DAKSは英国の王室御用達に指名され、1956年にエジンバラ公、1962年にエリザベス女王、1982年にチャールズ皇太子のロイヤル・ウォラントを授与され、現在3つの紋章を掲げることを許されています。